V・クリープスが「アウシュヴィッツの生還者」語る (original) (raw)

映画「アウシュヴィッツの生還者」より、キャストのヴィッキー・クリープスのコメントが到着した。

本作は、アウシュヴィッツからの生還者の息子アラン・スコット・ハフトが、父の半生について書き上げた小説をもとにした物語。ナチスの収容所から生還しボクサーとして活躍するハリー・ハフトは、生き別れになった恋人レアを探していた。彼は「自分が生き延びた理由は、ナチスが主催する賭けボクシングで同胞のユダヤ人に勝ち続けたからだ」と告白し、一躍時の人に。その後引退し別の女性と新たな人生を歩んでいたハリーだが、レアが生きているという知らせが届く。ハリーにベン・フォスターが扮した。

クリープスが演じたのは、ハリーを支えた妻ミリアム。彼女は移民と行方不明の友人や家族を再会させるための政府機関に勤めており、終戦後に生き別れた恋人を探し続けるハリーと出会う。クリープスは本作を「愛する女性に対する情熱を悲惨な状況の中でも持ち続けた男性の力強い物語です」と表現し、「映画史上最高のラブストーリーには、最悪な時代が舞台になっているものがあります」と語る。

自身の祖父も強制収容所からの帰還者であるクリープスは、ミリアム役に惹かれた理由について「姿勢が現代的だったから」「彼女はこう言える女性なんです。『私がここにいるのは、あなたを育むためだけではない。あなたの気が晴れるようにするためだけでもない。私がここにいるのは、私がここにいたいからでもある』って」と説明し、「まるで祖父に『この役はあなたが演じないといけない』と言われているようでした」と述懐。また、ハリー役のフォスターとの共演を振り返り「今回の撮影の中で初めて彼に会ったとき、彼はもうベンではありませんでした。彼の目を見ることに全力を注ぐことで、ベンとの壁を取り払うことに成功しました。お互い本能的に仕事をする点が似ていたのかと思います」と伝えた。

「アウシュヴィッツの生還者」は、8月11日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開。「レインマン」のバリー・レヴィンソンが監督を務めた。

(c)2022 HEAVYWEIGHT HOLDINGS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ヴィッキー・クリープスのほかの記事

ヴィッキー・クリープスのほかの記事

ヴィッキー・クリープスの映画作品

ヴィッキー・クリープスの映画作品

続編の楽しさがわかった「ホーム・アローン2」

本日配信「S区の奇妙な人々」主人公は剛力彩芽、ドラマパートに白洲迅や守屋茜も登場

中国ドラマ「唐朝詭事録」第二季が日本上陸、若き武官×老練な検視人が怪事件を追う