劇団ひとり、真木よう子・門脇麦に容赦ないアドリブ (original) (raw)
「横道ドラゴン」劇団ひとり、真木よう子・門脇麦に容赦なし「気を使う余裕なかった」
2023年8月7日 20:40 4
動画配信サービスDMM TVの新作発表会「#DMM TV まつり ~Original Content Lineup~」が本日8月7日に東京・RAISE/GINZA TOKYOで開催。バラエティコンテンツ「横道ドラゴン」より、キャストの劇団ひとり、真木よう子、門脇麦、企画・総合演出の橋本和明が登壇した。
「有吉の壁」「マツコ会議」(ともに日本テレビ系)などのバラエティ番組を手がけてきた橋本が企画を立ち上げ、ヨーロッパ企画の上田誠が脚本を手がけた同作。真実にたどり着くためなら非道な捜査も厭わないアウトロー刑事・反田龍児を劇団ひとりが演じる。龍児のバディとなる由良歩と橘陶子を、真木と門脇がそれぞれ演じた。各話の捜査シーンは台本が一切ない状態で進行。アドリブで演じたセリフや要素を盛り込んだ脚本ブロックを上田がその場で執筆し、物語を紡いでいった。
「僕もいろんなドラマを観たり出たりしてきたんですけど、初めての経験で面白かったですね!」と話す劇団ひとり。「アドリブのお芝居でしっちゃかめっちゃかになったものをもとに、上田先生にドラマ部分を書いていただいて、そのドラマ部分を受けてもう一度アドリブ芝居をやって。我々はどんどん横道にそれていくんですけど、先生がちゃんとドラマにしてくれました」と上田への感謝を述べる。また、劇団ひとりは「演者はアドリブで言っているので伏線のつもりじゃないんです。それが最終話に回収される気持ちよさはこの作品にしかないかもしれない」と言いつつ、「逆に、すごい伏線っぽいのにまったく回収されないものもあるんで」と明かし、共演者を笑わせた。
オファー時について聞かれた真木は「仲のいいスタッフさんに言われたので、軽く“受けちゃった”。いざ始まると頭をフル回転させないといけないアドリブ合戦が続いて、1日撮影して家に帰ったらベッドでぐったりでした」とハードな現場だったことを述懐する。門脇も「受けちゃった」と真木に同意し、「私は途中から出てくるんですけど、それまでのざっくりとしたあらすじをメールでいただいて、あまりにもカオスで本当に行きたくないなと……。このポスターもインチキなんじゃないかと思った」と素直な感想を口にした。
撮影時の劇団ひとりについて、橋本が「(真木・門脇の)2人に全然遠慮しない。歌を無茶ぶりするわ、ラップを無茶ぶりするわ、バラエティのど真ん中じゃないかと思うぐらい厳しいフリがあった」と打ち明けると、劇団ひとりは「手加減したり気を使っている余裕がなかったんで。こっちも全力で(やるしかなかった)」と弁解。橋本は続けて「上田さんに『脚本を現場で書いてほしい』と言わないといけない気が重い仕事もありました。すべてひとりさんのせい」と不満を漏らしつつ、完成した作品に関しては「本当に面白くて、僕らも見たことない現場だなと。喜怒哀楽がそのまま映像に出てると思う」と自信をうかがわせた。
イベントでは、各回の異なるゲストとして岡田義徳、小手伸也、ふせえり、大久保佳代子、小峠英二(バイきんぐ)、錦鯉、岩崎う大(かもめんたる)、狩野英孝、ヒコロヒー、真空ジェシカ、国崎和也(ランジャタイ)が出演することも明らかに。ステージに登場した真空ジェシカのガクは「始まる前にエキストラの方と会話したら『私ってなんの役なんですかね?』と聞かれた」、川北は「『本番までひとりさんに会わないようにして』ということだけ伝えられていた」と独特な現場について回想。劇団ひとりは「ゲストは誰も知らなかったけど、狩野英孝だけ駐車場でばったり会っちゃって。『どうした英孝ちゃん!』って言ったら、めちゃくちゃ慌てて『あっ、いや、別のロケで』って言ってました」と裏話を披露した。
最後に門脇は「ゲストによってドラマっぽくなるときと大喜利大会になるときがあって。いろんな要素があるから面白い!」、橋本は「奇跡の瞬間が積み重なってコンテンツができていくんだなと改めて教えてもらった作品です。思い切った企画を無茶ぶりで与えてくれたひとりさんには感謝しています」と伝えた。
全6話の「横道ドラゴン」は8月11日よりDMM TVで独占配信。毎週金曜に最新話が配信される。
(c)DMM TV