佐藤浩市「みんな流星しか見てない(笑)」 (original) (raw)
佐藤浩市「春に散る」イベントで寂しい思い「みんな流星しか見てない(笑)」
2023年8月22日 19:08 8
佐藤浩市と横浜流星が本日8月22日、東京・有楽町朝日ホールで行われた映画「春に散る」の公開直前イベントに出席。横浜のファンが多く集った会場で、佐藤は「客席はみんな流星しか見てない。目線に追いていかれる感じ。一抹の寂しさを感じてしゃべってます」と冗談交じりにぼやき、客席の笑いを誘った。
沢木耕太郎の同名小説を実写化した本作は、ボクシングにおいて不公平な判定負けを喫した2人の男が、トレーナーとボクサーとしてともに世界チャンピオンを目指す物語。アメリカから40年ぶりに帰国した元ボクサーの広岡仁一を佐藤、仁一と偶然飲み屋で出会う心の折れかけていたボクサー・黒木翔吾を横浜が演じた。
横浜は佐藤との共演を「学ぶことしかない。何か少しでも得て、吸収できればと。一挙手一投足、見逃さずにいました」と回想。そんな横浜の尊敬を得る佐藤が「自分が話していても、客席はみんな流星しか見てない」と吐露し、会場から笑いが漏れる一幕も。すると客席から「浩市ー!」と男性のひときわ大きい声が上がり、佐藤も笑顔を見せる。さらに横浜は「なんとか浩市さんに近付ければと思って、名古屋の舞台挨拶ではハットを被らせてもらいました」と尊敬の念を明かした。
翔吾の恋人で仁一の姪・広岡佳菜子を演じた橋本環奈も登壇。選手生命の危機を抱えながら試合に臨む翔吾について「私が演じた佳菜子も、翔吾のお母さんも、翔吾にけがをしてほしくない。でも『春に散る』の後半の戦いでは、その気持ちがなくなるわけじゃないですが、応援の気持ちも芽生えて、心を突き動かされる。普通に日常を送っていると、そこまで熱量が上がるのって難しい。それがボクシング、格闘技の魅力なのかと思いました」と語った。
イベントではAIが主題歌「Life Goes On」を生パフォーマンス。映画を観ている間には3回泣いたそうで、該当のシーンを聞かれると「お母さんが出てくるところ。自分も母親なので、いろんな感情が……。これ以上は何も言えないです(笑)」と明かす。また楽曲の制作を振り返って「どういう視点・立場で何を言えばいいのか、いつも迷う。映画の中で闘っている人の気持ちなのか。支えている周囲の気持ちなのか。『春に散る』というタイトル。散っても、ずっと続いてほしい。命を大事にしてほしい。映画と通じ合いたい。いろいろと混ぜ合わせた、そういう気持ちで作りました」と話した。
「糸」「ラーゲリより愛を込めて」の瀬々敬久が監督を務めた「春に散る」は8月25日より全国ロードショー。
(c)2023映画『春に散る』製作委員会
「春に散る」予告編
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