【イベントレポート】しんのすけ、サンボマスターの悩みに冷静なアドバイス「周りを見たほうがいいゾ!」 (original) (raw)

しんのすけ、サンボマスターの悩みに冷静なアドバイス「周りを見たほうがいいゾ!」

2023年8月26日 16:17 5

劇場アニメ「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~」の大ヒット御礼舞台挨拶が8月25日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で開催。ゲスト声優・空気階段鈴木もぐら水川かたまり、レギュラーキャスト・野原ひろし役の森川智之、主題歌を担当したサンボマスターの山口隆、近藤洋一、木内泰史、そして小林由美子が声を担当する野原しんのすけが登壇した。

「クレヨンしんちゃん」シリーズ初の3DCGとなる本作では、ある夜、宇宙から降ってきた白い光の力によって野原しんのすけの体に不思議な力が宿ることから物語が展開していく。もぐらが国際エスパー調整委員会の顧問・池袋教授、かたまりが世界征服をもくろむ組織・令和てんぷく団を率いるヌスットラダマス2世に声を当てた。

かたまりのMCにより進行された本イベント。冒頭、「本作で心に響いたシーンやセリフ」が話題に上がると、木内は「ひろしの『誰かを幸せにすれば自分も幸せになれる』というセリフにとてもぐっときました」、もぐらは「みさえが、地球の平和よりも家庭の平和を優先するシーンですね。身近な1人ひとりの積み重ねが、大きな平和につながっているんだなと感じました」とそれぞれ述べる。また森川は「しんちゃんは何もまとっていない、素のままじゃないですか。あの生き方がやっぱりかっこいいと思いましたね」としんちゃんへの憧れを口にし、「私もかっこいいセリフのときはかっこつけないんです。逆にかっこ悪く見せたいときはかっこつけるんです」とアフレコの際に意識していることを明かした。

イベント中盤には、登壇者たち大人の悩みにしんのすけが答えるコーナーも。「ライブ中に喋り過ぎて、MCをし過ぎて、予定演奏時間を超えてしまう」と相談した山口に、しんのすけは「オラの母ちゃんがいつまでーも長電話してるのと同じことだね。おしゃべりは楽しいかもしれないけど、ちゃんと周りを見たほうがいいゾ!」と冷静に諭す。また睡眠についての悩みをぶつけた近藤と木内に対しては、「秋田のじいちゃんが『オラといっぱい遊んだ日はすぐ寝れる』って言ってたから、オラと遊べばいいんじゃない?」と誘っていた。

森川の悩みは「幼稚園児のみんなに尊敬される大人になるにはどうすればいいですか?」というもの。しんのすけは「まず足は臭くない?」と確認したうえで、「ときどきトム・クルーズになったり、ユアン・マクレガーになったりすることも言ったほうがいいゾ。母ちゃんたちはイケメンに弱いから、すごーいってなるでしょ? 子供って親の影響をすぐ受けるからこれでばっちりだゾ」と回答する。続けて「オラの父ちゃんの声に似てるからきっと大丈夫だゾ!」と伝え、会場を盛り上げた。

最後にしんのすけは「みんなはもうオラの仲間だゾ! 困ったときはオラがいつもそばにいるゾ。がんばれ!って応援するゾ! まだまだみんなのこと映画館で待ってるから、いっぱいいっぱい観に来てね」と観客にメッセージを送り、イベントの幕を閉じた。

大根仁が監督を務めた「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~」は全国で公開中。

(c)臼井儀人/しん次元クレヨンしんちゃん製作委員会