水谷豊×寺脇康文「相棒 season22」が10月スタート (original) (raw)

テレビ朝日系のドラマ「相棒 season22」が10月にスタート。杉下右京役の水谷豊、亀山薫役のを寺脇康文らが出演する。

2000年にスペシャルドラマとして誕生して以来、濃密なミステリーの数々を世に送り出し、国民的ドラマという地位を確立した「相棒」。2022年に放送された「相棒 season21」では、右京の初代相棒であった亀山が“5代目”として帰還し、約14年ぶりのコンビ復活で話題を呼んだ。

「season22」は、特命係が1人の女性に頼まれ、人探しを始めるところから幕を開ける。やがてその謎の人物は、日本を震撼させた重大事件とつながっていることが判明。特命係は危険な潜入捜査を行うが、事件の深層には巨大な陰謀が潜んでいた。

水谷は「到底、想像しきれない予想外の事態が起きるのが、『相棒』なんです。新シーズンでどんなことが起きるのか、我々もとても楽しみにしているんです」と期待。2シーズン目を迎える寺脇とのコンビについては「昨年は14年ぶりの再会で、最初は実際、撮影がスタートしたらどうなるんだろうと思っていたのですが、はじまってみると14年前と何も変わっていませんでした」と振り返る。一方、寺脇は「帰還して2年目ですが、新鮮な気持ちでイチから挑んでいきたいと思っています」と意気込み、「俳優は“本番スタート”の声がかかるギリギリまで、もっと何かできることはないかと探し求め、その時々のベストを出す…。これは豊さんからの“教え”なのですが、僕は毎シーン、これを突き詰めていく。そこだけは絶対に変えないでいようと心に決めています」と水谷への信頼をあらわにした。

このほか警察庁長官官房付・甲斐峯秋役の石坂浩二、警視庁副総監・衣笠藤治役の杉本哲太、内閣情報調査室トップ・社美彌子役の仲間由紀恵や、川原和久山中崇史篠原ゆき子山西惇森口瑤子鈴木砂羽らおなじみのキャストも参加する。脚本を輿水泰弘ら、監督を橋本一らが担当する。

なお動画配信プラットフォーム・TELASA(テラサ)では、「相棒」の過去全シーズンおよびスペシャルドラマ、劇場版、配信オリジナルエピソードを配信中。

相棒 season22

テレビ朝日系 2023年10月スタート 毎週水曜 21:00~21:54
※2クール

水谷豊 コメント

前回の反響について

やはり「相棒」シリーズは亀山くんとはじまりましたから、“またあの2人が見られる!”と喜んでくださった方が多かったように思います。一方で、亀山くんとのコンビを新鮮に感じるみなさんもいらしたのではないかなと思いました。

「season22」の撮影が始まった現在の心境

毎年のことですが、“さぁはじまった! 逃げられないぞ”という覚悟のような思いがありますね。撮影だけで7カ月間以上かかるのですが、今シーズン、我々はどんな事件、どんな犯人、どんな人たちと出会うのだろうと楽しみにしています。

右京と薫の関係性について

昨年の「season21」は14年ぶりの再会で、最初は実際、撮影がスタートしたらどうなるんだろうと思っていたのですが、はじまってみると14年前と何も変わっていませんでした。

寺脇との普段の関係性について

こちらも変わってないですね。待ち時間に2人で交わす会話も、シリーズ誕生当時と何ら変わってないんです。何なんでしょうか、この変わらなさ加減は…(笑)。
ご存知のように、寺脇くんとは長く一緒に仕事しているので気心は知れていますが、やはり撮影になるとお互いそれぞれの世界を持って、きちんと緊張しあっていい距離感で対峙できる。だから今回も共演していて楽しいんです。

右京のキャラクターについて

これもまったく同じで、右京に関して意識して変えたことはないですね。シリーズも20年を超え、僕が「相棒」以外で過ごしてきた“何か”もにじみ出ると思いますし、変わるところは自然に変わっていくことでしょう。
僕自身、右京という人物に好きなところがひとつあるのですが、それは“彼の正義”を貫いていること。彼の正義とは、犯人を捕まえることです。スタート当初からそうなのですが、右京は決してきれいごとは言わない。確か、亀山くんをだましてまで、犯人を追い詰める回もありましたよね。僕はそこに右京の価値観があると考えます。きれいごとや正論だけを振りかざす右京だったら、もっとつまらない男になっていただろうなと思います。

「season22」はどんなシーズンになりそうか

到底、想像しきれない予想外の事態が起きるのが、「相棒」なんです。新シーズンでどんなことが起きるのか、我々もとても楽しみにしているんです。客観的に見ると、それこそが『相棒』が続く理由ではないかと思っています。

寺脇康文 コメント

2シーズン目を迎える心境

今年は帰還して2年目ですが、新鮮な気持ちでイチから挑んでいきたいと思っています。
俳優は“本番スタート”の声がかかるギリギリまで、もっと何かできることはないかと探し求め、その時々のベストを出す…。これは豊さんからの“教え”なのですが、僕は毎シーン、これを突き詰めていく。そこだけは絶対に変えないでいようと心に決めています。

右京と薫の関係性について

昨シーズン、右京さんと14年ぶりに再会したわけですが、つい何カ月間か会っていなかっただけ、のように思えましたね。14年経ったからとか2年目だからこうしようというものは僕らの中にはなくて、事件に向かう中で自然と関係性が浮き出てくる…。だから、意識しないでやっていこう、と話しています。

水谷さんとの普段の関係性について

変わらないですね。ただ、僕自身はかつて“責任を持って主役をやってこい”と豊さんに送り出していただいたので、これまでの経験がきちんと亀山薫という役に生きればいいなと思っています。

離れていた間に右京が変わったか感じるところ

右京さんって間違ったことは言わない人ですが、かといって壁を作るわけではなく、いいものは受け入れて、きちんと“いい”と言ってくれる。だからこそ、右京さんは僕が卒業したあとの3人の相棒それぞれに多少なりとも影響を受けているはずだと思うんです。それは離れていたから、感じるところでしょうか。

「season22」はどんなシーズンになりそうか

僕は初めて脚本を読む瞬間をとても大事にしていて、前もって次のストーリーがどんな設定かなど聞かないんです。1枚1枚ページをめくりながら、自分の内側からどんなイメージが出てくるか、先入観なく読み進めていきたい。だからどんなシーズンになるかというより、右京と薫に何が起こるのか、丁寧に脚本を読み込み、いいイメージがわくように自分も切磋琢磨していきたいと思っています。

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