木村聡志の新作「違う惑星の変な恋人」が来年公開 (original) (raw)
木村聡志の新作「違う惑星の変な恋人」来年公開 莉子、筧美和子、中島歩、綱啓永ら出演
2023年9月27日 16:00 8
「恋愛依存症の女」「階段の先には踊り場がある」の木村聡志が監督を務めた「違う惑星の変な恋人」が、2024年1月26日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
本作は莉子、筧美和子、中島歩、綱啓永、みらんが出演した恋愛群像劇。同じ美容室で働くむっちゃんとグリコは音楽の趣味が合うことを発見して以降、なんでも話し合う仲になる。ある日、美容室にグリコの元彼・モーが現れた。グリコはモーから復縁を迫られているらしい。グリコはシンガーソングライター・ナカヤマシューコのライブで旧知のベンジーと再会するが、同行していたむっちゃんがベンジーに一目惚れ。むっちゃんはグリコとモーの協力を得てなんとかベンジーと恋仲になろうとする。そしてモーは、むっちゃんの力を借りてグリコにアプローチ。一方ベンジーはナカヤマシューコと関係を持っていて、むっちゃんからの恋心に気付いているものの、久しぶりに会ったグリコに一番惹かれている。またグリコもむっちゃんへの罪悪感を感じつつ、ベンジーに惹かれていた。そしてカタールW杯の日本戦が始まる頃、複雑にこんがらがってしまった恋の矢印を整理するために、むっちゃん、グリコ、ベンジー、モーは一堂に会する。YouTubeでは特報が公開中だ。
莉子がむっちゃん役、筧がグリコ役、中島がベンジー役、綱がモー役、みらんがナカヤマシューコ役で出演。村田凪、金野美穂、坂ノ上茜もキャストに名を連ねた。木村は「違う惑星からやって来た生物達が作った映画だと言っても決して誇張ではない素晴らしい作品になったと思います。多くの人といくつかの惑星で永遠に愛される映画になれば嬉しいです」とコメントしている。なお本作は、2023年10月23日に開幕する第36回東京国際映画祭のアジアの未来部門に出品される。
映画「違う惑星の変な恋人」特報
莉子 コメント
約1年前寒い時期に撮影したこの作品が、無事に公開されるということで嬉しい気持ちでいっぱいです。台本を読み返した回数分、異なった見方ができ、観れば観るほど味が出てくる素敵な作品になっていると思います。是非、「違う惑星の変な恋人」独自の世界観をお楽しみください!
筧美和子 コメント
東京国際映画祭でこの映画をみなさんに観ていただけること嬉しく思います。
4人の男女の会話劇ですが、本当によく喋りました。木村監督のめんどくさいところがぎゅっと詰まっています。
でもそんな映画が好きだし、こだわりぬいてくれたことに感謝しかないです。
人と人との間の“なんか”がちゃんと“なんか”として詰まっていると思います。
是非楽しんでいただけたら嬉しいです。
中島歩 コメント
木村監督とは出会うべくして出会ったと思っています。彼の書いた馬鹿馬鹿しくて最高の台詞をフルスイングで演じました。
映画館へ行き、ポップコーン片手に観て、終わったらあーだこーだと言いたい放題言ってくれたら嬉しいです。
綱啓永 コメント
「違う惑星の変な恋人」にて、モー役を務めさせていただきました綱啓永です。モーは筧美和子さん演じるグリコの元カレで、凄まじく変な人です。変人です。
会話劇で構成されていて、台本を読んでいて面白くてすごく興奮しました。セリフの殴り合いのような作品は僕自身初めてで、遊び心を加えながら楽しくモーを演じさせていただきました。違った一面を見せられるかなと思っています。
それぞれの恋が複雑に絡みあっていく物語で、とても面白い作品になってますので是非劇場でご覧ください!
みらん コメント
好きでも嫌いでも、おかしくても、どれだけおもしろくなくても、どれだけふつうでも、愛おしく思わせたもん勝ち!みたいなところ、恋愛にはあって。みんながみんな、一生懸命です。 誰かを知ることで自分を知りたいから、歩み寄れる会話がいくつもあるなと思います。 是非楽しんでください。
木村聡志 コメント
歴史と伝統がある東京国際映画祭という大きな舞台に立てることをとても光栄に思います。また昔から大好きな新宿武蔵野館という劇場がメイン館に決定したことに喜びと感動を覚えます。
大谷翔平やメッシなどの際立った才能を持つ人のことを敬意を込めて「違う惑星からやって来た」なんて形容することがあるかと思います。僕自身は地球人の中でも極めて凡人の部類に入る退屈な人間ですが「違う惑星の変な恋人」は違う惑星からやって来た生物達が作った映画だと言っても決して誇張ではない素晴らしい作品になったと思います。多くの人といくつかの惑星で永遠に愛される映画になれば嬉しいです。
(c)「違う惑星の変な恋人」製作委員会