小栗有以が役作りでイメージしたAKB48メンバーは (original) (raw)
映画「ガールズドライブ」の先行プレミア上映舞台挨拶が本日11月2日に東京・TOHOシネマズ 錦糸町オリナスで開催され、キャストであるAKB48の小栗有以、山内瑞葵、倉野尾成美、山崎空、久保姫菜乃が登壇。さらに水野勝、近藤雄介、若林拓也、監督の宮岡太郎が参加した。
本作は、高校生活最後の夏休みを過ごす少女たちの青春ロードムービー。青春の悩みを抱える高校3年生の小春、由佳、玲奈、歩美が「このまま夏休みを過ごしたくない」と車で東京を目指すさまが描かれる。小栗が小春、山内が由佳、倉野尾が玲奈、山崎が歩美を演じた。
宮岡は「この映画を企画したのは1年以上前。コロナが猛威を振るっていて、なんとかみんながポジティブになれる映画を作りたいと思いました」と回想する。小栗が「共演したAKB48のメンバーと最初からすごく仲が良かったわけではなく……」と切り出すと、会場からはどよめきが。続けて彼女は「よりこの作品を通して仲良くなったと言いたくて!(笑) ずっと一緒にいたので、大変な時期も乗り越えて絆が深まりました」と説明し、客席から拍手が送られた。
猛暑の中で撮影したという本作。山内は「みんなで一緒に日焼けしたのもいい思い出。私が一番真っ黒になりました。スタッフやキャストと団結してがんばったことで、いい作品ができあがったので猛暑にも感謝です」と笑顔を見せる。久保は「本当に暑かったので、(劇中でも)演技ではなく、自然に暑さが伝わっているのではと思いよかったです」と口にした。
水野は「海岸でのシーンでは、男性キャストと久保さんで待機する時間があった。久保さんが小栗さんとまだあまり話せていないと言っていたので背中を押しました」とエピソードを披露。近藤は「長い髪の毛のカツラをかぶっていたので、暑かった……。でもそんなことを忘れるくらい楽しい現場でした」、若林は「今年海に行ったのは、この撮影が最初で最後だったので、いい思い出になりました」と振り返った。
自身が演じたキャラクターについて小栗は「小春は陸上競技が得意で、趣味としてアイドルが好き。自分自身は趣味に没頭する経験がなかったので、メンバーの大盛真歩ちゃんをイメージして演じました」と明かす。倉野尾は「(玲奈は)ウザいじゃないですか(笑)。由佳ちゃんがすごくにらんでくるんですよ! その目がよくて。(山内の)いい顔を引き出せたと思うのでファンの皆さんは感謝してください」とジョークを飛ばす。山崎は「私はいつもヘラヘラしていますが、歩美は頭がよさそうな子。最初は悩みましたが、先輩方のアドバイスによって少しずつ近付けました」と伝えた。
続いて、キャストである鈴木Q太郎(ハイキングウォーキング)が登場。彼は「誇張して演じたら監督に『もっと抑えて。普通でも十分気持ち悪いです』と言われてしまいました」と撮影を述懐し会場を盛り上げる。最後に小栗は「劇中でAKB48の新曲『アイドルなんかじゃなかったら』の振り付けを踊っているところがあるので、ぜひもう一度観て探してみてください」と呼びかけイベントを締めた。
「ガールズドライブ」は11月10日に公開。
※山崎空の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
(c)2023映画『ガールズドライブ』製作委員会