アンソニー・ウォン主演の香港映画「白日青春」1月公開 (original) (raw)
「インファナル・アフェア」や「淪落の人」で知られるアンソニー・ウォンが主演を務めた香港映画「白日青春-生きてこそ-」が、2024年1月26日より東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。
本作は息子と疎遠なタクシー運転手が、香港に住む難民の少年と心を通わすヒューマンドラマ。孤独なタクシー運転手チャン・バクヤッを演じたアンソニー・ウォンは、台湾の第59回金馬奨で最優秀主演男優賞を受賞した。彼と対峙する少年ハッサンを演じたのは、パキスタン出身で香港在住のサハル・ザマン。ザマンは映画初出演となった本作の演技により、第41回香港電影金像奨の最優秀新人俳優賞を10歳という若さで獲得している。
舞台は難民の国際中継地であり、毎年、数千人の人々が政府の承認を待っているという香港。パキスタンから香港にやって来た両親のもとに生まれたハッサンは、突然の交通事故で父親を失ってしまう。ハッサンは難民で構成されたギャングに加わったことで、警察から追われる身に。一方、1970年代に中国から香港に密入境し、タクシー運転手として働くバクヤッは、警察官になった息子との関係がうまくいっていなかった。バクヤッはハッサンの逃亡を手伝うことを決心し、2人の間には絆が芽生え始める。しかしハッサンは、バクヤッが父親の死亡した事故を引き起こした運転手であることを知ってしまう。
監督を務めたのは、マレーシアで生まれ、香港に移住したラウ・コックルイ。自身の経験を生かした本作について「父の愛を渇望する息子と、息子を理解しようともがく父親の物語」と語っている。長編デビュー作となる本作は高く評価され、金馬奨の最優秀新人監督賞と最優秀脚本賞を受賞した。
国内では2023年3月の第18回大阪アジアン映画祭で初上映。一般公開は武蔵野エンタテインメントが配給する。
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