塚本晋也の特集上映で「鉄男」「野火」など監督作16本 (original) (raw)
映画「ほかげ」の公開を記念し、監督を務めた塚本晋也の特集上映が1月6日から26日にかけて東京・ユーロスペースで開催される。
本特集では、1988年のPFFアワードでグランプリを獲得した「電柱小僧の冒険」をはじめ、初の劇場公開作となった「鉄男」や江戸川乱歩の短編小説をもとにした「双生児」、池松壮亮と蒼井優が共演した時代劇「斬、」など、塚本が手がけた長編・中編の計16本がラインナップに並んだ。多くの作品がフィルムで上映され、「鉄男 THE BULLET MAN」は8Kリマスター2K特別版でスクリーンにかけられる。
塚本は「この上映のために新しく素材を作り直した映画、特別に作ってまだ劇場では上映していなかった作品」もあると説明し、「ものすごくせっかちな性格と、ものすごくのんびりな性格が合わさってこういう作品数になりました。その変遷を見ていただけたら、と思います」とコメントしている。
趣里が主演を務めた「ほかげ」は全国で公開中。終戦直後の闇市を舞台に、絶望と闇を抱えたまま混沌の中で生きる人々の姿が描かれる。
※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記
「ほかげ」公開記念 塚本晋也長編中編全作品上映
2024年1月6日(土)~26日(金)東京都 ユーロスペース
料金:一般 1400円 / 大学生・専門学校生・シニア・会員 1200円
<上映作品>
「電柱小僧の冒険」
「鉄男」
「ヒルコ/妖怪ハンター」
「鉄男 II BODY HAMMER」
「東京フィスト」
「BULLET BALLET/バレット・バレエ」
「双生児」
「六月の蛇」
「ヴィタール」
「HAZE(ヘイズ)」
「悪夢探偵」
「悪夢探偵2」
「鉄男 THE BULLET MAN【8Kリマスター2K特別版】」
「KOTOKO」
「野火」
「斬、」
塚本晋也 コメント
「ほかげ」に至るまで、自分の作品の短編、テレビ用のドラマを除く全ての長編、中編を上映します。
今は少なくなったフィルムによる上映で、生まれた時のままの生の姿で見ていただく映画もたくさん。この上映のために新しく素材を作り直した映画、特別に作ってまだ劇場では上映していなかった作品など、力をこめて特集上映します。
ものすごくせっかちな性格と、ものすごくのんびりな性格が合わさってこういう作品数になりました。その変遷を見ていただけたら、と思います。
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