楠大典・高橋広樹らが「ワイスピ」第1作を新録 (original) (raw)
「ワイルド・スピード【ザ・シネマ新録版】」の完成披露試写会イベントが本日1月23日に東京・新文芸坐で行われ、声優の楠大典、高橋広樹、甲斐田裕子、園崎未恵が登壇した。
ド派手なカーアクションと熱い人間ドラマで大ヒットとなった、2001年公開のシリーズ第1作「ワイルド・スピード」を新たに吹替収録した本作。楠がヴィン・ディーゼル演じるドミニク・トレット、高橋がポール・ウォーカー演じるブライアン・オコナー、甲斐田がミシェル・ロドリゲス演じるレティ・オルティス、園崎がジョーダナ・ブリュースター演じるミア・トレットに声を当てた。
第3作までは吹替声優が固定されていなかった本シリーズで、楠らは第4作「ワイルド・スピードMAX」から吹替を担当し始め、現在に至る。そろって公の場に立つのはこの日が初だといい、園崎は「基本的に、劇場版の収録って個別ですることがほとんどなのでね」、高橋は「我々にとってもレアなんです」と声を弾ませた。楠は「昔は“担当声優”というものがなかったし、『ワイルド・スピード』がこんなに長く続くとは思ってなかった。僕に関しては『ワイルド・スピードX2』で違う役をやっているので(笑)、最初はいいのかな?と思いつつ、仕事の一環として面白い作品に参加させてもらった感じです」と当時を振り返る。
今から20年以上前に製作された第1作に関して、甲斐田が「どんどん世界規模になってきていたから、1作目を観るとびっくり。『こんなにシンプルなお話だったっけ!?』って(笑)」と話すと、高橋は「でも『ワイルド・スピード』の神髄が詰まっているよね」と口にする。園崎は「演者さんたちのお芝居がすごくフレッシュ! 何作品も重ねているとベテランになってくるし、安定感もすごいんですけど、ミアなんかはハイティーンの空気がまだ全然抜けてなくて、(ブライアンと)2人でやり取りしているシーンはどきどきしちゃいました」と収録時を回想。高橋は「キャラの若さもだけど、ポール本人の役者としての若いエネルギーも画面から伝わってくる。それに(声を)当てていく作業が新鮮でした」と語った。
会場には、「ワイルド・スピード」をリアルタイムで追って来た世代だけでなく、10代や20代の若い観客も多く訪れていた。本シリーズが幅広い世代に愛される理由について、楠は「ファミリー感、カーアクション、恋愛ドラマ、いろんな要素がバランスよく入っているから、いろんな人が刺激されるんじゃないかな」と回答。甲斐田は「クセになる音楽があるのも理由かも」、高橋は「そういうあらゆる要素が“わかりやすい”。だから小さい子からお年を召した方まで受け入れてくれるんだと思う」と分析する。最後に楠は「字幕版もすごく素敵なんですが、アクションや恋愛など細かいところを観ようとしたら、吹替版がいいですよ」とアピールし、「僕たちが演じている吹替で楽しんでいただけたら」と笑顔で呼びかけた。
「ワイルド・スピード【ザ・シネマ新録版】【4Kレストア版】」は、1月28日21時から洋画専門チャンネル ザ・シネマで独占テレビ初放送される。YouTubeではPR映像が公開中。
映画「ワイルド・スピード【ザ・シネマ新録版】【4Kレストア版】」PR映像
1
3