ジャイアンと歌いたい?石丸幹二らが映画ドラえもん語る (original) (raw)
「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」の完成披露試写会が本日2月11日に東京・イイノホールで開催され、声のキャストを務めた石丸幹二、芳根京子、かが屋の加賀翔と賀屋壮也、監督の今井一暁が参加した。
「映画ドラえもん」シリーズ43作目となる本作のテーマは“音楽”。劇中では地球の危機を救うべく、ドラえもんやのび太たちが壮大な冒険を繰り広げる。指揮棒を振りながら歌うように話す音楽家ロボットのワークナーに石丸、世界的な人気を誇る歌姫ミーナに芳根が声を当てた。また、かが屋は演歌を歌うおじいちゃん、漫才師、路上ライブを行うバンドマンを演じている。
まず壇上にはドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫が登場。今回の冒険を回想しながら仲良くトークを繰り広げていく。MCから「今回のテーマは音楽ですが」と振られたジャイアンが、リサイタルをしようと張り切ってのび太たちをあわてさせる一幕もあった。
続いてキャスト陣が登壇。今井は「シリーズ43作目にして、初めて音楽をテーマにした作品となります。試行錯誤で進んできた3年間でしたが、つい先日、ぎりぎりで完成したばかりです」とうれしそうに語る。また石丸が「音楽に包まれた作品で、のび太くんたちが楽器を演奏するのが見どころ」と言うと、のび太はリコーダーを吹くまねをしながら「がんばったんだよ!」と誇らしげ。芳根は「音楽って楽しい!と改めて思いました。映画館で観るのが絶対面白いです」と話して、スネ夫とジャイアンから「僕の活躍はどうだった?」「俺様は?」と聞かれていた。加賀は「本当に大傑作だと思うんです。大人になったらリコーダーはなかなか吹かないので、のび太くんたちがランドセルにリコーダーを差しているのを観ただけで泣けてきました。(この時間は)かけがえないからね!」と会場の子供たちに呼びかけ、賀屋は「観終わったあとに“音楽やりたいな”と思わせる作品になっていると感じています。あとはスネ夫の私服がオーバーサイズでめっちゃおしゃれでした!」と意外なポイントを推す。
ドラえもんたちから石丸らに質問するコーナーも展開。のび太が「今回の映画には、書いたことがなんでも叶う秘密道具“あらかじめ日記”が出てきましたが、皆さんなら何を書きますか?」と聞くと、石丸は「山のようにあるけど、宿題がすぐにできるようになりたいと書こうかな。(宿題として)セリフを覚えなきゃいけないからね」と、芳根は「海外旅行にもっと行きたいので、そう書きます!」と答えた。続く加賀は「もう遅いですが、この舞台挨拶では絶対にすべらないと書きたかったです」と言ってドラえもんたちになぐさめられ、賀屋は「イケメンになりたい。僕だってきれいになりたいんだ!」と笑いながら述べた。
さらにスネ夫から「僕たち5人の中で音楽を一緒に楽しむなら誰?」と尋ねられると、賀屋は「ジャイアンと歌いたい」と回答。ジャイアンが大喜びで「今日でデュオ結成な! すぐリサイタルしよう」とやる気を見せると、スネ夫は「再起不能になっちゃうよ……」と冗談を飛ばした。また加賀は「耳が肥えているスネ夫とオーケストラを聴きに行きたいです」、芳根は「幼い頃からピアノを習っていたので、しずかちゃんと連弾したいですね」、石丸は「僕は実はリコーダーが大好きなんです。だからのび太くんと一緒に、リコーダーでデュオを組みたいです」とそれぞれ楽しそうに会話を広げる。最後に今井は「ドラえもん、のび太くんたちと音楽の世界を楽しんでいただきたいです。そして観終わった子供たちが1人でも楽器や音楽に興味を持ってくれたら、こんなにうれしいことはないです」と思いを伝えて、イベントの幕を引いた。
「ドラえもん」のテレビシリーズにも参加している脚本家・内海照子がオリジナルストーリーを書き上げた「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」は、3月1日に全国で公開。
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