アンドリュー・ヘイが監督作「異人たち」を語るインタビュー (original) (raw)

「異人たち」監督のアンドリュー・ヘイ、山田太一の原作や“最高の配役”について語る

2024年4月21日 15:30 3

映画「異人たち」より、監督を務めたアンドリュー・ヘイのインタビュー映像がYouTubeで解禁された。

山田太一の長編小説「異人たちとの夏」をもとにした本作。現代のイギリスを舞台に、30年前に亡くしたはずの両親と再会した脚本家アダムの愛おしくもはかない日々が描かれる。ドラマ「Fleabag フリーバッグ」のアンドリュー・スコット、映画「aftersun/アフターサン」のポール・メスカル、「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベル、「ウーマン・トーキング 私たちの選択」のクレア・フォイが出演した。

このたび到着した映像の中で、ヘイは山田の原作小説に言及し「中心となるのが生前の両親に会うということです。私が感じ取ったのは自分の過去を思い出し、記憶と向き合うということ」「家族について語るいい機会だと感じ、人間関係や性の多様性も語るべきだと思いました」と、映画化に至った経緯を明かす。キャスティングについては「最高の配役だった」と述べ、主演のスコットに関して「好きな役者でしたし、彼が適役だと感じた」「必ず絶妙に演じて俗っぽくならないと確信していました」と信頼をうかがわせた。

本作ではロケ地の1つとして、ヘイ自身が幼少期を過ごした家が使われている。40年ぶりに戻った家での撮影を振り返ったヘイは「奇妙で感情的でありつつ、素晴らしい経験」と表現。続けて「役者やスタッフにはいい影響を与えました。かつての私の家が彼らのものになり、そこで不思議な物語を紡ぎました」と回想した。

「異人たち」は全国で公開中。

映画「異人たち」インタビュー映像 <アンドリュー・ヘイ>

(c)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.