河原健二が企画・監督・脚本を担当した「風鈴」映画祭へ (original) (raw)
河原健二が企画プロデュース・監督・脚本・編集を担当した「風鈴」映画祭へ
2024年5月16日 12:23 7
俳優の河原健二が企画プロデュース・監督・脚本・編集を担当した短編映画「風鈴」が、ギリシャ・アテネで7月から開催される第16回プサロコカロ国際短編映画祭オフィシャルコンペティションへ正式出品されるとわかった。
役所広司に師事し、「ガマの油」「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」などに出演経験のある河原は、独学で映画作りを学び、短編時代劇「CHAMBARA」を製作してきた。今作では、誰にも言えない傷を抱える主人公・貴子が江戸風鈴を手に入れ、その優しい音色から勇気を得て未来への小さな一歩を踏み出すさまが描かれる。「夢見びと」に出演した森川由樹が貴子を演じ、伊藤慶徳、原口里菜がキャストに名を連ねた。森川は「毎日の生活の中で積み重ねてきた自分にとっての当たり前と向き合うことは大変な勇気とエネルギーが要ります。この作品がひとりでも多くの方の元へ届き、観て下さった方の一筋の光になれたら嬉しいです」とコメントしている。
河原は「我々の小さな日本映画が海外で大きく羽ばたいていることを大変うれしく思っております。スタッフ・キャスト皆様のお力の賜物です。本作は一人でも多くの方に届けたい映画です」とつづった。
河原健二 コメント
拙作「風鈴」が、ギリシャの「第16回プサロコカロ国際短編映画祭」へ正式出品されることに心より感謝申し上げます。昨年は歴史あるイタリアの「第74回モンテカティー二国際短編映画祭」にもセレクションしていただき、我々の小さな日本映画が海外で大きく羽ばたいていることを大変うれしく思っております。スタッフ・キャスト皆様のお力の賜物です。本作は一人でも多くの方に届けたい映画です。日本の風鈴が遠くギリシャの地でどのような音色を響かせるのか楽しみですし、国内劇場公開へのご支援も何卒よろしくお願いいたします。
森川由樹 コメント
この度「風鈴」が海を越えご覧頂けることをとても嬉しく光栄に思っております。この映画は、この部屋で暮らす二人の関係性や生活感、閉塞感さえも匂い立つ作品になっています。
貴子を演じるにあたり「特別なこと」ではなく「日常の延長線」であることを意識し続けました。毎日の生活の中で積み重ねてきた自分にとっての当たり前と向き合うことは大変な勇気とエネルギーが要ります。この作品がひとりでも多くの方の元へ届き、観て下さった方の一筋の光になれたら嬉しいです。
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