瀧井孝作の私小説「初めての女」映画化、高橋雄祐ら出演 (original) (raw)

俳人・瀧井孝作の私小説「初めての女」映画化 高橋雄祐、芋生悠、三輪晴香ら出演

2024年5月13日 17:00 6

俳人・小説家の瀧井孝作による私小説「俳人仲間」の一編「初めての女」が映画化。6月22日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開される。

明治末期を舞台とする本作の主人公は、父親の事業が失敗し丁稚奉公に出され、窮屈な日々を過ごす孝作。俳句に没頭することがよりどころの彼は、西洋料理屋の女中・玉に出会い、惹かれていく。玉への気持ちを句にしたため、距離が縮まったと思っていた孝作。しかし玉の言動やうわさから、やがて不信が募っていく。そんな折、孝作は三味線芸者の鶴昇(加藤菊)と出会い、玉が孝作のもとから去ると、鶴昇にのめり込み始める。今までにない感情に翻弄される孝作は、次第に俳句からも遠ざかってしまうのだった。

高橋雄祐が孝作、芋生悠が玉、三輪晴香が鶴昇を演じ、藤江琢磨ジャン・裕一保坂直希籾木芳仁大地泰仁谷口恵太永瀬未留石原久西興一朗がキャストに名を連ねる。監督・脚本を担当した小平哲兵は「この作品は、純粋な孝作の哀しくも愛に溢れた、始まりを告げるケジメの物語です。そして、『忘れたくない人』をもつスタッフ、キャスト達と真摯に向き合い、丁寧に制作しました」とコメントした。小平のほか、桑江良佳、羽石龍平が脚本を執筆。YouTubeでは予告編が公開中だ。

※高橋雄祐の高は、はしご高が正式表記

映画「初めての女」予告編

小平哲兵 コメント

「忘れられない人」誰しもが人生において、そんな人との出会い、別れを経験し......、ふと、思い返す時があるのではないでしょうか?
俳人・瀧井孝作も、若い頃の故郷を振り返り、晩年にその経験を自著に書き留めました。会者定離、出会いあれば別れは必ずくるものです。
この作品は、純粋な孝作の哀しくも愛に溢れた、始まりを告げるケジメの物語です。
そして、「忘れたくない人」をもつスタッフ、キャスト達と真摯に向き合い、丁寧に制作しました。
是非、そんな忘れられない人が、心に居られる方に観に来て頂けたらと思います。

(c)TRYDENT PICTURES 2024

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