「波紋」の荻上直子、20年目の監督賞に背中押される (original) (raw)
第33回日本映画批評家大賞の授賞式が本日5月22日に東京・東京国際フォーラムで行われ、「波紋」で監督賞を受賞した荻上直子が登壇した。
日本映画批評家大賞は、現役の映画批評家が映画のプロフェッショナルとして、2023年公開作の中から選考したもの。本年度は17賞19組に授与された。
同作は、水を信仰する“緑命会”という新興宗教に傾倒する須藤依子を中心にした物語。彼女とその家族を通して、“現代社会が抱える闇や不安”が描き出された。筒井真理子が依子を演じ、長く失踪していた夫の修に光石研、2人の息子・拓哉に磯村勇斗が扮した。
プレゼンターの筒井から花束を受け取った荻上。「この『波紋』という映画は、私にとって映画監督になって20年目の節目でございました」と、徹夜で考えたという原稿を取り出してつらつらと読み上げ、ユーモラスな言葉の数々で来場者を笑わせる。そして「『もっともっと映画を撮ってよい、撮るべきだ』と背中を押してくださっているのだと同時に、ここにお集まりのプロデューサー方に『荻上の映画にしっかり金を出しておけよ』と言ってくださっているのだと信じてやみません」と受賞の喜びを表現した。
なお映画ナタリーでは、授賞式の模様を引き続きレポートする。
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