若い助産師の成長をドキュメンタリータッチで描くフランス映画、8月公開(写真13枚) (original) (raw)

第73回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門でエキュメニカル審査員賞に輝いたフランス映画「Sages-femmes」が「助産師たちの夜が明ける」の邦題で8月16日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開される。

若い助産師たちが出産に立ち合い、突きつけられる現実に驚きながらも成長していくさまをドキュメンタリータッチで描く本作。5年間の研修を終えたルイーズとソフィアは、念願の助産師として働き始める。貧困、移民、死産など、さまざまな事情を抱えて産科病棟を訪れる人々。オーバーワークとストレスに押しつぶされそうになりながらも、新しい命に出会う日々の喜びが、助産師たちの結束を強めていく。「愛について、ある土曜日の面会室」のレア・フェネールが監督を務めた。

本作では、俳優と助産師が参加するワークショップが行われ、即興でシーンを作っていくという手法を採用。これをもとにカトリーヌ・パイエがフェネールとともに共同で脚本を手がけた。撮影には6つの病院が使用され、助産師が俳優に技術的指導や医療手順の説明をしたほか、脇役を務め全面的に協力している。出産シーンは、実際の産婦と家族の許可を得て「絶対に出産を妨げない」と助産師に了解を得たうえで撮影された。

「危険な関係」のエロイーズ・ジャンジョー、「TITANE/チタン」のミリエム・アケディウが出演。そのほか、物語にリアリティを与えるべく、映画への出演経験の少ないフランス国立演劇アカデミーの学生たちがキャスティングされた。

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