「ホールドオーバーズ」で映画デビューした21歳に迫る (original) (raw)
「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペインが監督、ポール・ジアマッティが主演を担った映画「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」。同作にて、メインキャラクターの1人を演じて映画デビューを飾ったドミニク・セッサのインタビュー映像がYouTubeで解禁された。
同作は、1970年冬、ボストン近郊にある全寮制のバートン校を舞台にしたヒューマンドラマ。寮に残ってクリスマスと新年を過ごす孤独な3人が、小さな絆を築き上げるさまが描かれる。ジアマッティが生徒たちの“子守役”に任命された堅物教師ハナム、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフが料理長のメアリーに扮し、セッサは勉強はできるが反抗的な生徒アンガスを演じた。
セッサは2002年10月25日生まれの21歳、アメリカ・ニュージャージー州出身。現在は名門のカーネギーメロン大学にて演劇を学んでいる。本作での演技が評価され、第29回クリティクス・チョイス・アワード新人俳優賞をはじめとする11の賞に輝き、第77回英国アカデミー賞では助演男優賞にノミネートされた。今後の出演作にはクロエ・グレース・モレッツ主演の「Oh. What. Fun.(原題)」や「グランド・イリュージョン」シリーズの3作目にあたる「Now You See Me 3(原題)」などがある。
アンガス役を選ぶにあたって、ペインとキャスティングディレクターは応募者約800人分の映像を観たが、起用には至らなかったそう。そして彼らはロケ地の高校で生徒を対象にしたオーディションを行い、当時、同校演劇部のスターだったセッサに出会った。セッサ本人はそれまでカメラの前に立った経験がなかったという。
YouTubeで公開中の映像で、セッサは「信じられなかったし、実感がなかったけど、ワクワクしたしうれしかった」とアンガス役に決まったときの心境を伝える。ジアマッティとの共演に関しては「特別レッスンを受けるみたいだった」と振り返り、作品の魅力を「それまで共通点なんてまったくなかった3人が家族のような関係を築く物語」と説明した。
なおジアマッティは「本作でうれしかったことの1つは、ドミニクと共演できたこと。彼の成長には驚かされたし、それを間近で見られるのは素晴らしいことだよ。一緒に過ごしていて本当に楽しかった」とセッサについて述べている。
「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」は、6月21日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。
映画「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」ドミニク・セッサ インタビュー映像
Seacia Pavao / (c) 2024 FOCUS FEATURES LLC.
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