中野有紗×西垣匠が共演するHuluオリジナル作配信 (original) (raw)

第2回「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」でグランプリを獲得した瀬名亮による初長編作品「まだゆめをみていたい」が、7月26日よりHuluで独占配信される。

グランプリ受賞の副賞として製作されたHuluオリジナル「まだゆめをみていたい」は、マンガ志望の大学生・前田夢子の物語。ある日大手出版社のマンガ雑誌で入賞を果たした夢子は、ヒットメーカーの編集者・新睦月と、まずは読み切り掲載を目指すことに。しかし早々に生みの苦しみに直面した夢子は、実力を発揮できず落選。自信を取り戻せないまま、次は大型コンペ「マンガ未来大賞」に挑むことになる。大賞が獲りやすい恋愛ジャンルに初めて取り組むが、描きたいものが思うように描けない日々を過ごす。しかしある晩、描いているマンガが夢として現れ、その中で、彼女の思い通りに動いてくれない男・叶人に出会う。

夢子役を担うのは映画「PERFECT DAYS」の中野有紗。叶人をドラマ「顔に泥を塗る」の西垣匠、夢子の幼なじみ・与上芹香を映画「月の満ち欠け」の菊池日菜子が演じる。そのほか南琴奈、HINA YOSHIHARA、前野朋哉前田旺志郎榎木淳弥今泉力哉古川雄輝もキャストに名を連ねた。現役大学生の瀬名は、監督と脚本を担当している。

中野は「本作品で主演を務めるにあたり、自分の夢に不安や葛藤を抱いている人の心に寄り添い、後押しができるような作品に出来たらと思いました。また私自身も夢子の明るさと一生懸命さに惹かれ、夢子として過ごす時間がとても楽しくてたまらなくなりました」と述べる。西垣は「ラストのタキシードとウェディングドレスで中華街を駆け抜けたシーンは、とても非現実的で、印象に残っています。僕の役は、少女漫画に出てくるキラキラ王子様のような青年です」とコメントした。

また、作品にちなんだ“今の夢は?”という問いに対して古川は「私の夢は“必要とされる俳優になる事”です。限りある人生の中でどこまで達成できるかわかりませんが、自分の納得のいく形で目標が達成できるよう日々心がけております」と答えた。瀬名、今泉らのコメントは以下の通り。YouTubeでは予告とコメント映像が公開中。

Huluオリジナル「まだゆめをみていたい」予告・コメント映像

中野有紗 コメント

本作品で主演を務めるにあたり、自分の夢に不安や葛藤を抱いている人の心に寄り添い、後押しができるような作品に出来たらと思いました。また私自身も夢子の明るさと一生懸命さに惹かれ、夢子として過ごす時間がとても楽しくてたまらなくなりました。
親友やライバルとの関係性の変化や夢子の成長にも是非注目して見て頂けたら嬉しいです。

今の“夢”は?

今の私の夢は様々なことに挑戦すること、そしてあらゆるものを見て学び吸収し続ける事です。目標はまだ一つに絞られていませんが、自分の目指す道にまっすぐに進んでいくところは夢子と似ていると感じています。

西垣匠 コメント

監督や主演の中野有紗さんと歳が近く、みんなで話し合いながら作品を作っていく過程がとても新鮮で、楽しかったです。
ラストのタキシードとウェディングドレスで中華街を駆け抜けたシーンは、とても非現実的で、印象に残っています。
僕の役は、少女漫画に出てくるキラキラ王子様のような青年です。ぜひ、僕のキラキラ具合をチェックしていただけると嬉しいです!

今の“夢”は?

最近、スーツにハマっているので、イギリスのテーラーで、スーツを作ることが今の夢です。

古川雄輝 コメント

瀬名監督の初の長編作品に出演できた事をとても嬉しく思っております。監督とはシーン毎に細部まで話し合い、調整しながら演じさせて頂きました。監督と話し合いながら役を作り上げていく作業が難しさも楽しさもあり、とても充実した楽しい撮影期間でした。出来上がった作品を多くの方々に見て頂けたら幸いです。

今の“夢”は?

私の夢は“必要とされる俳優になる事”です。限りある人生の中でどこまで達成できるかわかりませんが、自分の納得のいく形で目標が達成できるよう日々心がけております。

瀬名亮 コメント

夢や理想を追うことは現実を直視できていないと思われがちだけれど、実際は夢を追うという「厳しい現実」に立ち向かっていて、周囲からどう見られても自分自身が幸せでいること、幸せになろうともがくことの方が大事だというメッセージを等身大の主人公に込めたら、女の子同士の共依存や夢と現実が交錯する世界観、漫画家としての成長、格上のライバルの存在に夢で出会った人との恋(!)など、沢山の魅力が詰まったお話になりました。迷走しながらも自分の人生を諦めない主人公達が誰かの背中を押せたら、この上なく嬉しいです。ぜひご覧ください!

今泉力哉(第2回「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」審査員長)コメント

瀬名さんは、自分のこと、自分の中にある悩みについて明確に理解している部分と曖昧な部分を併せ持っていて、それを題材に脚本を書き、物語を紡げる人だと思います。そこが彼女の強みなのだと思っています。
今回の作品は正直、監督としては「途上の作品」だと思っています。手放しに絶賛できる作品ではありません。
それでもグッとくるシーンはありました。今回の経験を活かし、もっともっと瀬名さんが好き勝手にこだわれる環境で自由につくった作品を見てみたいです。応援しています。

若手クリエイターに向けて

つくりたいものをつくってください。誰かに要請されて、例えばそれが大ヒットしたとして、その作品を自分が面白いと思えていなかったら、それはそれは悲しい気持ちになると思うので。まず、自分が何を表現したいか、何に興味があるのか、何に悩んでいて、何に怒っているのか。何が楽しくて、何にさびしさを感じるのか、にとことん向き合ってください。そしたらきっといい作品がつくれると思います。

黒木彩梨(第2回「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」プロデューサー)コメント

「まだゆめをみていたい」は、第2回「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」グランプリを受賞した瀬名監督が、20歳になって最初に作った作品です。
感受性が豊かな瀬名監督の描く世界観をキャスト・スタッフが力を合わせて、1カット1カットにたくさんのこだわりを詰め込みました。ぜひそのこだわりを考察したり、時に共感したり、懐かしんで頂けますと幸いです。

若手クリエイターに向けて

本作制作中は、瀬名監督の物事の解釈に新鮮さを感じ、私たちも勉強の日々でした。それは、エンターテインメントの可能性は無限大なのだと改めて気付くきっかけにもなりました。
“ものづくり”の先にあるHAPPYの輪を広げるために、ぜひ皆さんなりの熱意やこだわりを追求し続けてください。一緒にエンターテインメント業界を盛り上げましょう!

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