大西礼芳、玄理ら出演「STRANGERS」公開 黒沢清が絶賛 (original) (raw)
「鯨の骨」「夜明けまでバス停で」の大西礼芳が主演を務めた「STRANGERS(ストレンジャーズ)」が11月2日に公開決定。YouTubeで特報が解禁され、本作を鑑賞した黒沢清のコメントも到着した。
本作は、現代社会に潜む甘い罠と不安の渦に巻き込まれる女性を映した心理サスペンススリラー。婚約者の浮気を知った直子は、同僚の山口紗季の勧めによってマッチングアプリを始める。そしてさまざまな男とかりそめのデートを繰り返す彼女は次第に派手になり、ある日自分自身の姿が山口に似てきていることに気付く。その事実に直子は動揺するが、自らの行いで不安が取り除かれていると錯覚したことから、やがて自分自身を見失っていくのだった。
大西が直子を演じ、玄理、柾木玲弥、小川あん、宮田佳典、岩瀬亮らがキャストに名を連ねた。監督を務めたのは、大手外資系コンサルティング企業で働く傍ら脚本家としても活動する池田健太。彼はカリフォルニア州立大ロングビーチで映画学・脚本を学んだのち岩井俊二に師事した経験を持ち、前作の短編「午後3時の悪魔」は国内外の映画祭で上映された。本作は長編デビュー作で、撮影は「寝ても覚めても」「さかなのこ」の佐々木靖之が担当した。
黒沢は「後ろ姿が恐い。静寂が恐い。掛かっている服が恐い。そしてまわりの人はみんな恐くなる。これぞまさに現代ホラーのスタンダード」と感想を寄せている。
impasseが配給を担当する「STRANGERS」は、東京のシアター・イメージフォーラムほかにて順次ロードショー。なお公開拡大に向け、宣伝費を募るクラウドファンディングもMotionGalleryで始動した。
映画「STRANGERS」特報
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