「インサイド・ヘッド2」多部未華子らの頭の中は (original) (raw)

映画「インサイド・ヘッド2」の公開御礼舞台挨拶が8月12日に東京・ TOHOシネマズ 日比谷で行われ、日本版声優の多部未華子横溝菜帆村上マヂカルラブリー)、武内駿輔が登壇した。

前作「インサイド・ヘッド」では、11歳の少女ライリーの“頭の中”に住むヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリという感情たちの物語が紡がれた。9年ぶりの新作となる本作では、高校入学を控えたライリーの頭の中に、“大人の感情たち”が現れる。大竹しのぶがカナシミ、多部がシンパイ、横溝がライリー、村上がハズカシ、小清水亜美がヨロコビ、小松由佳がムカムカ、落合弘治がビビリ、浦山迅がイカリ、花澤香菜がイイナー、坂本真綾がダリィ役を務めた。

8月1日に日本で封切られた本作。12日時点で累計興行収入は17億5992万3160円、世界興行収入は15億9375万ドルを記録し、世界興行収入ランキング全体でトップ10入りを果たす快挙を達成している。周囲からの反響を尋ねられた横溝は「家族も友達もたくさん観てくれていて。たくさん考えさせられたり、感動したりとか改めてディズニー&ピクサーって本当にすごいねって」と述べ、村上は「妻が観に行ってくれまして、観てから若干優しくなったような、人として成長してくれて私も過ごしやすくなっています」と続ける。多部は「私は実は昨日家族で観に行きまして、とても楽しんでいました。子供に『どのキャラクターが好きだった?』と聞いたら、『イイナーとムカムカが好きだった』と。シンパイとは言ってなくて……(笑)」とエピソードを明かした。

SNSでは“大人泣きした”という感動の声が多く上がっており、村上は「観てない方もいるとは思うので、あまり言えないんですけど、“最後のほう”すごいです!」とアピール。横溝は「私も一番泣いたのは“最後のほう”です。シンパイの表情が少しずつ変わっていくところがすごくじわーっときました」、多部は「シンパイの表情が変わったあとの……ここからはダメですね! 要するに“最後のほう”です」と期待を込めた。

また武内が声を当てたのは、ライリーが家族・友人にも秘密にしている“推しキャラクター”のブルーフィー。ライリーが幼い頃に見ていた子供番組に登場する紫色の犬のキャラクターで、劇中では歌も披露している。武内は「歌は一節、みたいな感じなんですけど(笑)。僕はディズニーがたまに出してくる、シュールギャグみたいな非常にジョークの効いたキャラクターだなと思って、意気揚々と張り切って臨みました。心の中でブルーフィーと会話してあげてほしいです!」と述懐した。

イベントでは、登壇者たちが自身の頭の中にある感情を発表する一幕があった。武内は「ヒクツ」と回答し「ある種、原動力になっていて。自分なんて……と思いがちなところを、がんばって努力すれば気持ちもカバーできるかなみたいな感じ。僕の頭の中はヒクツがワンマンでがんばってくれていると思います」と明かす。村上は「いつものやつでいいか」と笑いを誘い、「とにかく冒険しない。ごはんとか迷ったとき、いろいろ見るんですけど結局は“いつものやつでいいか”になっちゃうんです。30年くらい髪型も変わってないですし、大人になると保守的になりますよね」と語った。

横溝は「ペコペコ」だと言い、「高校生になってからお腹が空くスピードがすごく早くなってしまって、常においしそうなものを調べたり見たりしながら、お腹を鳴らしています」とはにかむ。多部の頭の中には「ゾクゾク」という感情がいるそうで、「私はお盆休みを休もうと思ってるので、どんな楽しいことがあるのかなと思ってゾクゾクしています! 8月いっぱいはたくさん遊びたいなと思って、震えるくらい! それこそ『インサイド・ヘッド2』のTシャツを着てディズニーランドに行こうと思っています」と告白した。

「インサイド・ヘッド2」は全国で公開中。

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映画「インサイド・ヘッド2」本予告

※動画は現在非公開です。