「敵」第37回東京国際映画祭コンペ部門に正式出品 (original) (raw)
吉田大八の監督作「敵」が、第37回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品。同映画祭でワールドプレミアが行われることがわかった。
筒井康隆の同名小説を映画化した本作は、妻に先立たれた元大学教授・渡辺儀助のもとに「敵がやって来る」と不穏なメッセージが届くところから物語が展開していく。「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」やドラマ「ナースのお仕事」で知られる長塚京三が儀助を演じたほか、瀧内公美、河合優実、黒沢あすか、中島歩、カトウシンスケ、高畑遊、二瓶鮫一、高橋洋、唯野未歩子、戸田昌宏、松永大輔、松尾諭、松尾貴史がキャストに名を連ねる。
今回の発表にあたり、吉田は「歴史ある東京国際映画祭のコンペティション部門に選出していただき、大変光栄です」「家から世界、さらに遠い次元を経て再び自分へと回帰するそのささやかな戦いを、国際映画祭ならではの大スクリーンでお披露目できるとは、主人公も『敵』もまさに本望でしょう。ぜひこの機会に足をお運びください!」とコメント。あわせて、穏やかな表情の儀助を捉えた場面写真など3点が解禁された。
「敵」は2025年1月17日より東京・テアトル新宿ほか全国で公開。第37回東京国際映画祭は10月28日から11月6日にかけて東京・日比谷、有楽町、丸の内、銀座地区で開催される。
※高畑遊の高は、はしごだかが正式表記
※高橋洋の高は、はしごだかが正式表記
吉田大八 コメント
歴史ある東京国際映画祭のコンペティション部門に選出していただき、大変光栄です。
それにつけても「敵」を見つけて戦わずにはいられない人間の業には終わりがありません。
映画の主人公も、静かな生活に突然現れた「敵」と対峙せざるを得なくなります。
家から世界、さらに遠い次元を経て再び自分へと回帰するそのささやかな戦いを、
国際映画祭ならではの大スクリーンでお披露目できるとは、主人公も「敵」もまさに本望でしょう。
ぜひこの機会に足をお運びください!
(c)1998 筒井康隆/新潮社 (c)2023 TEKINOMIKATA
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