中島健人の海外ドラマデビュー作、配信は11月 (original) (raw)

中島健人が海外ドラマデビューを果たすHuluオリジナル「コンコルディア／Concordia」の配信日が11月8日に決定。あわせて特報とティザービジュアルが解禁された。

本作はカメラとAIに生活のすべてをモニタリングされたコミュニティ・コンコルディアを舞台とするサスペンス。自由かつ公正で人間らしい社会を保証するために作られた町は繁栄し、成功を収め、このシステムはほかの町への拡張計画を控えていた。しかし、ある事件を発端にコンコルディアの理念そのものが揺らいでいく。

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のプロデューサーの1人であるフランク・ドルジャーがショーランナーと製作総指揮を担当。中島のほか、ルース・ブラッドリー、ナンナ・ブロンデル、クリスティアーネ・パウル、シュテヴェン・ゾヴァーがキャストに名を連ねた。

YouTubeで公開された映像には、コンコルディアの理念に賛同する住民たちと、否定的な外部の人による対比が映し出される。ビジュアルには1と0が並ぶ2進法で表された手の影がデザインされており、AIと密着したコンコルディアという町をイメージしたものに仕上がった。

あわせてドルジャーからのインタビューコメントも到着。彼は監視とAIの使用が密接に関わるコンコルディアの着想に触れながら、「コンコルディアのような世界に住むのはどのようなものか、を想像するきっかけになれば幸いです。そして、皆さんは24時間カメラに映っていることをどう感じるでしょうか？」と問いかけた。

全6話の「コンコルディア／Concordia」は毎週金曜に新エピソードが配信される。

Huluオリジナル「コンコルディア／Concordia」特報（ユートピア・ディストピア編）

Huluオリジナル「コンコルディア／Concordia」

Hulu 2024年11月8日（金）独占配信スタート 毎週金曜に新エピソード更新
※全6話

フランク・ドルジャー コメント

「コンコルディア」という町や物語自体のアイデアについて

私は常にユートピアコミュニティ、特に企業で働く人々に可能な限り最高の生活水準を提供するために企業が創設したコミュニティというアイデアに魅了されてきました。そして、そのようなコミュニティを構築したいときは、そこに住む住人すべてに安全で健康で生産的な生活を提供するにはいったい何が必要なのかと考えました。ストーリーについて考え始めると、このドラマでは＜監視＞と＜AIの使用＞について深掘りする必要があるということに行き着きました。AIは、適切に設計されていれば、人々を身体的危害から守るだけでなく、健康状態も監視することができるということもわかってきました。

また、自分が監視されていると知ることで自分の選択が変わり、より良い行動につながるかどうかという深層心理を探ることにも興味がありました。監視されることが、より法を遵守し、社会的責任のあるコミュニティを構築するのに役立つかどうか、など。

ストーリーを組み立てる際に直面した課題について

登場人物の1人が言うように、リスクをもたらすのはテクノロジーではなく、作成したシステムを設計し監視する人々です。物語のその側面を表現することに加えて、現代において私たちにとってプライバシーを守ることがどの程度実現可能なのかということも、ドラマチックに表現したいと思いました。そして、プライバシーを放棄することで私たちが失ったものは、得たものよりも価値があるか、ということも大きな問いでした。

ビジュアルに関して意味すること

最大の課題は、＜監視＞や＜AI＞を探求するドラマはディストピアでなければならないという考えを払拭することでした。そのために、私たちは光に満ち、透明で、非常に“人間的”で親しみやすいスケールの世界を創り出しました。また、できるだけ自然の世界も存在する世界にしたいと考えました。

日本の視聴者にメッセージ

このドラマを観る人が、コンコルディアのような世界に住むのはどのようなものかを想像するきっかけになれば幸いです。そして、皆さんは24時間カメラに映っていることをどう感じるでしょうか？

この記事の画像・動画（全2件）

(c)Hulu Japan