震災後の神戸を舞台にした富田望生の主演作「港に灯がともる」特報解禁(コメントあり) (original) (raw)

富田望生が映画初主演作「港に灯がともる」の特報がYouTubeで解禁された。

本作は、1995年に起きた震災の1カ月後に兵庫・神戸で生まれた在日コリアンの女性・金子灯(あかり)を主人公に、彼女の12年間に及ぶ模索の日々を描いた物語。福島・いわき市出身で東日本大震災をきっかけに故郷を離れた経験を持つ富田が灯を演じたほか、伊藤万理華青木柚山之内すず、中川わさ美、MC NAM、田村健太郎土村芳渡辺真起子山中崇麻生祐未甲本雅裕がキャストに名を連ねた。

特報映像には、灯が涙を流しながら気持ちを吐露するシーンや、甲本演じる灯の父が親戚たちの前で「おじいちゃんがどうやって日本に来たか知っとんか?」と声を荒げる様子などが映し出される。なお本作は、10月28日より開催される第37回東京国際映画祭のNippon Cinema Now部門に正式出品されている。プロデューサー・城谷厚司は「あの大きな出来事から30年の年月を背負ってきた人々の思いが、神戸から東京へ、東京から海外に届き、共感の輪が広がることを心から願っています」とコメントした。

安達もじりが監督を務めた「港に灯がともる」は、阪神淡路大震災から30年の節目となる2025年1月17日に公開。このたび公式サイトもオープンした。

映画「港に灯がともる」特報

城谷厚司(プロデューサー)コメント

東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門にご招待いただき大変嬉しく、光栄に思います。そしてここが私たちの映画の船出となりました。全編神戸ロケ。この映画を作るために集まった俳優、有志スタッフ、お力になってくださった神戸の皆様の心が一つになり、心震える瞬間が何度もありました。あの大きな出来事から30年の年月を背負ってきた人々の思いが、神戸から東京へ、東京から海外に届き、共感の輪が広がることを心から願っています。