映画のまち調布賞の作品賞は「ゲゲゲの謎」 (original) (raw)

映画のまち調布賞・作品賞は「ゲゲゲの謎」、映画祭では「平成狸合戦ぽんぽこ」など上映

2024年12月3日 13:00 6

映画の作り手を顕彰する第7回映画のまち調布賞の受賞作品・受賞者が決定。作品賞には「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が輝いた。あわせて「映画のまち調布 シネマフェスティバル2025」の上映作品が発表された。

映画や映像関連の企業が集まる調布で、2019年に始まった同映画祭。映画の作り手にスポットを当て、制作スタッフによるトークショー付きの上映会、展示、ワークショップなどが行われる。調布市文化会館たづくりやイオンシネマ シアタス調布などで、2月7日から3月2日にかけて開催される。

映画のまち調布賞では、「ゴジラ-1.0」の宮島竜治が編集賞、竹内久史が録音賞を受賞。また美術賞は「福田村事件」の須坂文昭、撮影賞と照明賞は「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の小林拓と岸本秀一に贈られる。特別賞には「ゴジラ-1.0」のVFXを担った株式会社白組、“日本で最も多忙な音効マン”とも評される音響効果技師・柴崎憲治が選ばれた。

このたび笑福亭鶴瓶原田知世が共演し、塚本連平が監督した「35年目のラブレター」の先行特別上映が決定。3月7日に全国公開を控える同作は、読み書きのできないまま大人になった夫が、妻への感謝を手紙で伝えるため奮闘する物語だ。2月22日の授賞式のあとに調布市文化会館たづくりで上映される。

映画祭では、このほか人気投票で上位に選ばれた「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」「カラオケ行こ!」「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」などを上映。「調布特撮大戦 2025」と題した特集では、山崎貴の監督デビュー作「ジュブナイル」、田口清隆によるテレビシリーズ「ウルトラマンZ」(第1話)などがラインナップに並んだ。

会期中には、イオンシネマ シアタス調布での期間限定上映も実施。金子修介樋口真嗣による「ガメラ2・レギオン襲来(4Kデジタル復元版)」が2月14日から2月20日、高畑勲が監督したスタジオジブリ作品「平成狸合戦ぽんぽこ」が2月22日から3月2日にスクリーンにかけられる。

各プログラムの上映スケジュールやチケットの情報など、詳細は映画祭の公式サイトで確認を。

映画のまち調布 シネマフェスティバル2024

2025年2月7日(金)~3月2日(日)東京都 調布市文化会館たづくり、イオンシネマ シアタス調布、調布市グリーンホール

第7回映画のまち調布賞 結果

作品賞

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」

撮影賞

小林拓(「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」)

照明賞

岸本秀一(「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」)

録音賞

竹内久史(「ゴジラ-1.0」)

美術賞

須坂文昭(「福田村事件」)

編集賞

宮島竜治(「ゴジラ-1.0」)

特別賞

株式会社白組、柴崎憲治(音響効果技師)

日本映画人気投票選出作品上映

調布特撮大戦 2025

スタジオジブリ作品「平成狸合戦ぽんぽこ」

2025年2月22日(土)~3月2日(日)東京都 イオンシネマ シアタス調布

開始5秒で心をつかまれた「ロッキー」