ハル・アシュビー特集で「ハロルドとモード」など5本 (original) (raw)

ハロルドとモード/少年は虹を渡る」で知られるアメリカの映画監督ハル・アシュビーの特集上映が1月24日から東京・Strangerで開催される。

編集アシスタントとしてキャリアをスタートさせ、1968年に「夜の大捜査線」でアカデミー賞の編集賞を受賞したアシュビー。1970年に監督デビューすると、「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」に加え、「さらば冬のかもめ」「ウディ・ガスリー わが心のふるさと」「帰郷」「チャンス」といった根強いファンを持つ作品群を生み出した。しかし1980年代になると、作品は興行的にも批評的にも振るわず、1988年に59歳の若さでこの世を去る。

特集では監督デビュー作の「真夜中の青春」、日本では黒柳徹子主演の舞台化でも有名な「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」、ローレンス・ブロックの探偵小説を映画化した晩年の1作「800万の死にざま」など計5本をラインナップ。失敗作の烙印を押され、日本ではソフト化もされなかった「セカンドハンド・ハーツ」が初公開となる。また、ジョン・ヴォイトが主演・脚本を担った「大狂乱」は15分の未公開映像を含むエクステンデットバージョンで上映。

鑑賞料金は1500円均一。チケットは1月22日0時より、24日から1週間分のオンライン予約がスタートする。なお劇場窓口では1月23日まで税込6000円の5作品セット前売券が販売中だ。スケジュールは劇場公式サイトからダウンロード可能なPDFにて確認を。映画評論家の大森さわこ、柳下毅一郎によるトークイベントも予定されている。

ハル・アシュビー特集 ──ハル・アシュビーが描いた、100万通りの青春──

2025年1月24日(金)~2月13日(木)東京都 Stranger
料金:1500円均一

上映作品

トークイベント

1月26日(日)16:10~「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」上映後
ゲスト:大森さわこ(映画評論家、ジャーナリスト)

1月30日(木)18:50~「800万の死にざま」上映後
ゲスト:柳下毅一郎(英米文学翻訳家、映画評論家)

ハル・アシュビーの映画作品

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