レア・セドゥが3つの時代で転生を繰り返すSF作公開 (original) (raw)

第80回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映されたベルトラン・ボネロの監督作「The Beast(英題)」が、「けものがいる」の邦題で4月25日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。このたびポスタービジュアル、予告編、場面写真が到着した。

イギリスの文豪ヘンリー・ジェイムズによる中編小説「密林の獣」を自由かつ大胆に翻案し、100年以上の時を超えて転生を繰り返す男女の運命が描かれる本作。AIが中心となった2044年の社会では、人間の感情は不必要とされ、有意義な仕事を得るには“感情の消去”をしなければならなかった。孤独な女性ガブリエルは疑問を抱きながらも、仕事に就くために浄化を決意する。そこで彼女は、前世から続く古いトラウマを消すため1910年、2014年へ転生。それぞれの時代で青年ルイに惹かれていく一方、“何かが起きる”という恐怖に苛まれるのだった。

1910年が舞台のコスチュームプレイは35mmフィルムで撮影され、2014年のシーンでは実際の事件にインスパイアされたスリラー劇が展開された。主人公のガブリエルを演じたのは「007」シリーズや「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」のレア・セドゥ。ルイ役は当初ギャスパー・ウリエルに決定していたが、彼がスキー事故で急逝したことを受け、「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マカイに託された。また共同プロデューサーとしてグザヴィエ・ドランが参加しており、声の出演もしている。

YouTubeで公開された映像には、ガブリエルが「仕事か感情か選べと?」と質問する様子や、3つの時代で彼女がルイと体を寄せ合う姿、「この混乱の中に美しい何かがあるはず」というガブリエルのセリフが収録されている。彼女たちのそれぞれの時代の姿を捉えた場面写真は10点解禁された。

映画「けものがいる」予告編

©Carole Bethuel

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