イタリア映画「黄金の七人」第1・2作が日本最終上映 (original) (raw)

マルコ・ヴィカリオが製作・監督・脚本を担ったイタリア映画「黄金の七人」「続・黄金の七人 レインボー作戦」が、3月28日より東京・シネマート新宿ほかで日本最終上映されることが決定。このたびポスタービジュアル、予告編、著名人による応援コメントが到着した。

スイス・ジュネーブの大銀行を舞台に、天才的なリーダー“教授”率いる7人の泥棒と1人の謎の美女による金塊強奪撃が展開された「黄金の七人」。その続編「続・黄金の七人 レインボー作戦」では彼らが南米のとある国に潜入し、独裁者の誘拐とともに7000tの金塊を盗む“レインボー作戦”を遂行する。教授ことアルベールをフィリップ・ルロワ、謎の美女ジョルジャをロッサナ・ポデスタが演じたほか、ガストーネ・モスキンガブリエル・ティンティモーリス・ポリジャンピエロ・アルベルティーニマヌエル・サルソらが出演した。2作ともに、アルマンド・トロヴァヨーリが音楽を手がけている。

音楽家の小西康陽は「脚本、キャスティング、衣裳、すべてが洗練されている、これぞエンタテインメント!」「1960年代って、20世紀って最高だったんだな、と思えてくる、『映画を好きになる』映画です」とコメント。同作を中学生の頃に観たというみうらじゅんは「青春ノイローゼ真っ只中で、ロッサナ・ポデスタのオシャレエロ・ファッションにクラクラ。たぶん、そういったフェチなことを覚えたのはこの映画が最初だったと思う」とつづっている。予告編はYouTubeで公開中だ。

映画「黄金の七人」「続・黄金の七人 レインボー作戦」予告編

小柳帝(ライター / 編集者)コメント

「黄金の七人」と「続・黄金の七人 レインボー作戦」がスクリーンに帰ってくる! ロッサナ・ポデスタ演じる妖艶なジョルジャ、フィリップ・ルロワ演じる老獪な「教授」、そして6人の盗賊どもが繰り広げる「ルパン三世」ばりの華麗なる金塊強奪劇! そして、そこに流れる、あのフリッパーズ・ギターにも影響を与えたアルマンド・トロヴァヨーリによる、めくるめくダバダバ・スキャットをフィーチャーしたジャジーで煌びやかなテーマ曲!
1960年代の公開当時ご覧になった方も、90年代の渋谷系の時代にリバイバル公開でご覧になった方も、またその時代に憧れる若い世代の方も、最終上映となるこの機会に、このシックスティーズらしいイタリア映画の傑作を、ぜひ大画面の劇場でご堪能ください!

小西康陽(音楽家)コメント

「黄金の七人」ついに日本最終上映ですか。これはぜったい劇場のスクリーンでご覧になっていただきたい。脚本、キャスティング、衣裳、すべてが洗練されている、これぞエンタテインメント! もちろん音楽も最高。あのダバダバなテーマ曲ばかりが有名ですが「ロッサナ」というセカンド・テーマもチャーミングな名曲。1960年代って、20世紀って最高だったんだな、と思えてくる、「映画を好きになる」映画です。

川辺ヒロシ(TOKYO No.1 SOUL SET)コメント

アルマンド・トロヴァヨーリが手がけるサントラも最高な「黄金の七人」「続・黄金の七人 レインボー作戦」の日本最終上映! 是非映画館のスクリーンで観たい!

みうらじゅん(イラストレーターなど)コメント

サザンオールスターズの「エロティカ・セブン」に、「黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦」(シリーズ4作目)を連想した人はきっといる。その中の一人が僕だもの。
今回上映される1作目と2作目は中学生の時に観た。青春ノイローゼ真っ只中で、ロッサナ・ポデスタのオシャレエロ・ファッションにクラクラ。たぶん、そういったフェチなことを覚えたのはこの映画が最初だったと思う。初見ロールな方も是非、この機会に!

秋本鉄次(“映画は女優で見ろ”評論家)コメント

語感もヤバい、ロッサナ・ポデスタ! “峰不二子の原型”との形容にも納得のココロ。その圧倒的特濃美貌に艶ボクロ、凹凸極まる色気ダダ漏れ悩殺姿態に遭遇した当時十代半ばの鉄次少年はイチコロパンチョス。そして…溶けたね。
だって、裸身にファー一丁、黒のレザースーツ、ペチコート、金ラメなどのコスプレ攻撃、トドメは泡まみれ入浴挑発だもの…そりゃ溶けるワ。
以来“欧州女性は下着を着けない”との美しき誤解を僕に植え付けさせたのは、みーんなポデスタのせいだ!

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マルコ・ヴィカリオの映画作品

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