金馬奨で主演男優賞「イケメン友だち」日本初上映 (original) (raw)

金馬奨で主演男優賞「イケメン友だち」日本初上映、プロデューサーが語るゲン・ジュンの個性

2025年3月16日 17:19 1

フランス、ポルトガルの合作映画「イケメン友だち」(原題「漂亮朋友」)が昨日3月15日に第20回大阪アジアン映画祭(OAFF2025)で日本初上映され、大阪のT・ジョイ梅田で行われたトークイベントにプロデューサーのシエ・モンが登壇した。

中国の映画監督ゲン・ジュン(耿軍)が監督を務めた本作。カミングアウトした中年のゲイ男性が若い理髪師に振られた男と出会い、関係を深めていく様子がユーモアと皮肉を交え描かれる。

シエ・モンは「ゲン・ジュン監督は中国で非常に独特なスタイルを持った監督として知られています。彼は東北の黒竜江省出身なんですが、スローテンポな東北のリズムの中、物語が進んでいき、そしてその中に独特のユーモアが潜んでいるスタイルが持ち味になっています」と語る。「また役者さんはずっと監督と一緒に映画を作ってきた人たちなんです。主人公を演じたチャン・ジーヨン(張志勇)さんは彼の小学校からの同級生で、普段は別の仕事をしているんです」と述べ、「彼は本作で金馬奨の最優秀主演男優賞を獲得したんです。演技を学んだことはないんですが、20年前、監督が映画を撮り始めたときから一緒にやっている人なんです」と紹介した。

イベント中盤には、ある場面でUFOが登場する本作について、近未来SFのような雰囲気も感じたという意見が飛ぶ場面も。シエ・モンは「ゲン・ジュン監督はずっと黒竜江で映画を撮っているんです。彼にとっては自分の故郷なので、黒竜江は過去に通じている場所であり、さらにどうなっていくか未来を想像する力が働く場所なのではないかと思います」とコメント。そして「3月21日の上映には監督も来ますので、お話に興味がある方はぜひお越しください」と呼びかけた。

第20回大阪アジアン映画祭は3月23日まで大阪・ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館にて開催。

映画「イケメン友だち」予告編

第20回大阪アジアン映画祭(OAFF2025)

2025年3月14日(金)~23日(日)大阪府 ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館

スペシャル・オープニング作品

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