ポルトガルの魔女伝説を題材にしたマザコンホラー公開 (original) (raw)

ポルトガル発の“マザコンホラー”「A Semente do Mal」が、邦題「アメリアの息子たち」として10月25日に東京のシアター・イメージフォーラムで公開される。YouTubeでは予告編が解禁された。

「ディアマンティーノ 未知との遭遇」で第71回カンヌ国際映画祭 国際批評家週間のグランプリを獲得したガブリエル・アブランテスが監督を務めた「アメリアの息子たち」。ポルトガルの魔女伝説を題材にした同作は、米ニューヨークに暮らす青年エドが、誕生日に贈られたDNAキットをきっかけに双子の兄の存在を知ることから展開していく。

エドは恋人とともにポルトガル北部の山奥にある古びた大邸宅へ向かい、生き別れた母アメリアと兄マヌエルに再会する。しかし家には封印されていた幼少期の記憶、誘拐の痕跡、そして血にまつわる不吉な因習が静かに息づいていた。そしてエドと恋人は、常軌を逸した“家族の儀式”を知ることになる。

「テレビの中に入りたい」のジャック・ヘヴン、「ディアマンティーノ 未知との遭遇」のカルロト・コッタに加え、アナベラ・モレイラアルバ・バチスタリタ・ブランコが出演した。

本作と「TERROR FACTORY(テロファクトリー)」がコラボした特製Tシャツが販売されることも決まった。発売日などの詳細は「TERROR FACTORY」公式サイトで確認しよう。

また夜馬裕、牛抱せん夏、深津さくら、マイケルティー・ヤマグチ、糸魚川悟による推薦コメントは以下の通り。配給はCinemagoが担う。

映画「アメリアの息子たち」予告編

夜馬裕(怪談師・作家)コメント

異国の地、深い森、古い洋館、奇妙な家族。
始めから終わりまで、絡みつくような、息詰まるような不穏さが漂い続ける。
血のつながりこそ、何よりも強い呪い。
ようこそ、嫌悪と倒錯のおぞましき世界へ!

牛抱せん夏(怪談師・女優)コメント

誘拐事件が発端だと思ったらとんでもない。
冒頭部分に重要な演出があるのでしっかりと目に焼き付けて鑑賞してほしい。

自身の「美」のためなら恐ろしい手段を厭わないアメリア。日本のむかし話「山姥」を彷彿とさせる作品。

しかし、アメリアの「いつまでも若く美しくありたい」という気持ちが痛いほどわかる……
あれっ? もしかしてすでに彼女に取り込まれている!?

深津さくら(怪談師・作家)コメント

その人は世界で一番美しく、世界で一番幸せだった。
その人が暮らす世界で一番豪奢な館は、ただ静かに眺めていた。
この世にある美しいものを、その人が貪り尽くしてきたことを。
その人よりも幸せなものを、その人が狩り尽くしてきたことを。

マイケルティー・ヤマグチ(お化け屋敷プロデューサー)コメント

僕のお化け屋敷でも不老不死・永遠の美を取り扱うことが多く「ナルシストモンスター・アメリア」に共感しそうになりかけたが、「この世の何処かで起こりゆる…この怪物は絶対実在する…」と思わせられるほど他人の家庭を覗いてしまったトラウマ。最も逃れられない“血統の呪い”。

糸魚川悟(映画ライター)コメント

「ポルトガルの魔女」と言えば、都市ポルトとリスボンは、幼い魔女が成長する姿を描いた名作アニメ映画の聖地巡礼スポット。美しい街並みと魔女は、最高の組み合わせ。

ですが、本作で描かれるポルトガルの魔女は最悪です。

物語の舞台となる森の奥の館は、上映時間中は常に不穏そのもの。
おぞましい野望を持つ本当に実在しそうな魔女との遭遇で、自分の中の「ポルトガルの魔女」観に新たな顔が加わってしまった最恐ムービーでした。

©︎2023 - ARTIFICIAL HUMORS.

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ガブリエル・アブランテスの映画作品

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