DJ KOOが語る「オーシャンズ8」 - 映画ナタリー 特集・インタビュー (original) (raw)
全米No.1大ヒットを記録し、“オーシャンズ”史上最高のオープニング成績を収めた「オーシャンズ8」が8月10日(金)に公開される。キャストを一新した本作にて描かれるのは、豪華ハリウッド女優陣で構成された犯罪ドリームチームによる宝石の強奪計画。ジョージ・クルーニーが扮したダニー・オーシャンを兄に持つデビー・オーシャン役でサンドラ・ブロックが出演し、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、リアーナらアカデミー賞・グラミー賞の受賞者がキャストに名を連ねた。
映画ナタリーでは、「オーシャンズ」の過去作を何度も観ているというTRFのDJ KOOにインタビューを実施。今作の魅力を、ストーリー、キャラクター、音楽、ファッションといったさまざまな角度から語ってもらった。
取材・文 / 小澤康平 撮影 / ツダ商会
この夏一番のゴージャスなエンタテインメント
デビー・オーシャン率いるチームの犯罪計画はもちろん、女性たちによるファッションも本作の欠かせない見どころだ。米ニューヨークに位置するメトロポリタン美術館で開催されるメットガラのシーンでは、デビーたちが狙うカルティエの超高級ネックレスをはじめ、セレブたちが身に着けるドレスやアクセサリーが画面をきらびやかに彩り、この夏一番のゴージャスなエンタテインメントに仕上がった。
サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェットら出演者がメットガラでまとうドレスのファッションデザイナーのディレクションは、雑誌VOGUEの編集長であるアナ・ウィンターが担当。彼女は映画にカメオ出演もしている。そのほかテニス選手のマリア・シャラポワ、ラッパーのコモン、ファッションデザイナーのアレキサンダー・ワンら数多くの著名人が登場!
キャラクター紹介
パッときらびやかな画に移り変わる瞬間に興奮
──KOOさんは“オーシャンズ”ファンだと伺いました。
シリーズ通して好きで、過去作のソフトも持っています。でも「オーシャンズ8」のキャストは新メンバーなので、過去作を観ていなくても楽しめますね。昨日「オーシャンズ13」を観て予習してきたんですけど(笑)。
──ありがとうございます(笑)。ファンの目線から観て今作はいかがでしたか?
とてもゴージャスでした。「オーシャンズ」らしい、軽いノリやチームとのユーモアあふれる会話、型破りな犯罪計画を継承しながら、今回は女性キャストならではの魅力に満ちていましたね。
──具体的にはどんなところに魅力を感じたんでしょう。
メットガラに忍び込むシーンでは黒のジャンプスーツを着ていたキャラクターたちが、色とりどりのドレス姿で登場する場面があるじゃないですか。そのときの画の移り変わりというか、パッときらびやかなものに変化する感じに興奮しましたね。数多く登場する宝石も、あでやかな女性たちと一緒に見ると輝きを増していて。それは「オーシャンズ8」ならではだと思いました。
──画の美しさが過去作よりもパワーアップしていると。
はい。特にリアーナ演じるナインボールがドレス姿になったときに目を惹かれました。リアーナってミュージックビデオでもいろんな表情を見せてくれるんですけど、セクシーでグラマラスなものが多いんです。だから今作でのクールないでたちは珍しくて。あとはやっぱりケイト・ブランシェットがカッコいい! バイクに乗ってるときもすごくセクシーですよね。
──カッコいい女性がたくさん出てくるという意味でも、過去作と比べて女性も楽しめる作りになっている気がします。
そう思いますね。いつも担当してくれている女性のスタイリストさんが映画を観て「サンドラ・ブロックのシルエットがカッコよかった」「リアーナのドレスが素敵だった」と言ってましたし、女性にとっては楽しめるポイントが多い作品だと思います。
──KOOさんには大学生の娘さんがいらっしゃると思うので、ぜひ一緒にご覧になってみては。
見せたい! 舞台となったメットガラは本当にセレブな世界なので、大人の女性に憧れる大学生は必見ですね。