「RAW~少女のめざめ~」特集 イノセンスの終わりと痛み描く、美しく残酷なおとぎ話 - 映画ナタリー 特集・インタビュー (original) (raw)
2016年のカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したほか、数々の映画祭で話題を呼んだ「RAW~少女のめざめ~」。34歳の新鋭監督ジュリア・デュクルノーが長編映画デビューを飾った本作は、衝撃的な筋立てで1人の少女の成長と痛みを描く物語だ。
映画ナタリーでは、このオリジナリティあふれる青春映画の特集を展開。独自の作風で支持を集めるイラストレーター・たなかみさきのイラストと2人の映画ライターによるレビューで、本作の魅力に迫る。
たなかみさき イラスト&コメント
カニバリズムがテーマでありながら、花が蕾から開ききるまでの過程を見ているような映画。
開ききった花は想像よりもグロテスクに見えたりする。
クロスレビュー
「RAW~少女のめざめ~」
2018年2月2日(金)全国ロードショー
ストーリー
両親と姉と同じ獣医科大学に入学した16歳のべジタリアン、ジュスティーヌ。彼女は初めて親元を離れ、大学の寮でゲイのルームメイト・アドリアンとともに暮らし始める。慣れない寮生活に戸惑う中姉のアレックスと再会し安堵したジュスティーヌを待っていたのは、新入生歓迎の儀式。全身に血を浴びせかけられ、ウサギの生の腎臓を食べさせられた彼女は、それまで自分の内に秘めていた恐ろしい本性に気付いていく。
スタッフ
監督・脚本:ジュリア・デュクルノー
1983年11月18日生まれ、フランス・パリ出身。婦人科医の母と皮膚科医の父を両親に持つ。フランスの映画学校ラ・フェミスで学び、短編「Junior(原題)」を2011年に監督。同作で女優デビューを果たしたギャランス・マリリエを主演に迎えた「RAW~少女のめざめ~」で、第69回カンヌ国際映画祭の国際批評家連盟賞などを受賞した。
キャスト
ジュスティーヌ:ギャランス・マリリエ
アレックス:エラ・ルンプフ
アドリアン:ラバ・ナイト・ウフェラ
ジュスティーヌの父:ローラン・リュカ
※「RAW~少女のめざめ~」はR15+指定作品
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