マイベストトラック2020 Vol.3|女性アイドル / グループ編 (original) (raw)
マイベストトラック2020 Vol.3[バックナンバー]
女性アイドル / グループ編
奥津マリリ(フィロソフィーのダンス)、Kaede(Negicco)、根本凪(虹のコンキスタドール、でんぱ組.inc)、野口衣織(=LOVE)、星名美怜(私立恵比寿中学)、南菜生(PassCode)、矢川葵(Maison book girl)が選ぶ2020年の3曲
2021年1月27日 20:00 35
構成 / 近藤隼人
奥津マリリ(フィロソフィーのダンス)
藤井風「帰ろう」
レディー・ガガ & アリアナ・グランデ「Rain On Me」
嵐「Whenever You Call」
・藤井風「帰ろう」
この曲が収録されている「HELP EVER HURT NEVER」は私の好きな歌謡曲っぽさ、洋楽っぽさ、今流行りの音楽的要素も混ざりあった絶妙なアルバムで、このアルバムを聴きながら基礎トレをするのがおうち時間のルーティンでした。アルバムを締めくくる「帰ろう」を聴くともう1周聴きたくなって2周分トレーニングをがんばれたりと、私のおうち時間中の健康な体作り、健康な精神を支えてくれた曲といっても過言ではないです! この曲の最後のフレーズ「今日からどう生きてこう」ってとてもドキッとしません?
アルバムを語るうえで、最後の曲を聴いてもう1周聴きたくなるって一番最強な要素だと思うのですが、この曲で私はまんまとリピートしてしまったので、ずるいなあと思います。
・レディー・ガガ & アリアナ・グランデ「Rain On Me」
最強の歌姫のタッグだ!!!と思い早速MVを観ると、あまりにも最強。
そして強いだけでなく2人が手をつないでいるシーンなどではかわいさもあり、本当にたまらないです、、!!!
同じ時代を生き、この2人が一緒に歌っているところを見れるのってとっても幸せなことなのでは!?と思わざるを得ないです。
・嵐「Whenever You Call」
ブルーノ・マーズ楽曲提供!?とすぐに再生ボタンを押したのを覚えています。
今までになかった要素が詰め込まれていて、なによりこのラストイヤーに初の試みである全編英詞の曲。
ラストイヤーにここまで挑戦的なことをするのか!と驚きましたし、すごいな!とも思いました。そして、歌詞の意味を調べてなるほど!となりました。
英語のストレートさってとってもロマンチックに映るけれども、日本語でこのまま歌われたらちょっと違うな、と思うときありません? あと、英語のほうが音のハマりが気持ちいいことも多いですよね。フィロソフィーのダンスの曲でも仮歌の時点で英語の歌詞の曲は、日本語にするときに元のノリを消さないように意識しています。ブルーノ・マーズさん楽曲提供なのであれば曲のよさを生かす意味でも全編英詞であることは納得だし、英語だからストレートに言える事もあるよね。と。
聴いたときに意味がわからなかったとしても、和訳を調べてこんなこと歌ってくれてたんだってわかるのも、とてもロマンチックで素敵。と全肯定オタクになっています。
プロフィール
奥津マリリ(オクツマリリ)
Kaede(Negicco)
和田唱「笑顔でいるのが僕の役割り」
ウワノソラ「無重力のフォトグラファー」
KAN「トランスフォーマー」
・和田唱「笑顔でいるのが僕の役割り」
TRICERATOPS和田唱さんの2ndソロアルバム、「ALBUM.」の中から選びました。一昨年の年末、ソロライブを観に行ったときにこの曲を歌う前に話していた内容が印象的で、私にも私の役割があると勇気付けられ、それ以来すっかりお気に入りの1曲です。唱さんの私生活もちょっぴり匂っていて、ついにやにやしてしまいます。
・ウワノソラ「無重力のフォトグラファー」
ウワノソラさんのマキシシングル、「くらげ」の中から選びました。リリースされた当時、某黄色いファストフード店でバナナ味のシェイクが販売されていたので、聴いた瞬間にこの歌詞のシェイクはマックシェイクなのでは!!と思っていましたがどうなのでしょうか。ふわふわと浮かぶように心地よく、終わり方も不思議な感じで好きです。
・KAN「トランスフォーマー」
昨年3人での活動も再開したトライセラさんのトリビュートアルバム、「TRIBUTE TO TRICERATOPS」の中から選びました。まだリリースされたばかりの作品ですが、初めて聴いた時からぐっとつかまれました。「トランスフォーマー」はもともと好きな曲でしたが、KANさんによってピコピコキラッキラにトランスフォーム。気分が上がります!
プロフィール
Kaede(カエデ)
根本凪(虹のコンキスタドール、でんぱ組.inc)
tipToe.「ないしょとーく」
平田義久「雨の夜」
Cafe Parade「Delicious Delivery」
・tipToe.「ないしょとーく」
一番大好きなアイドルの、一番大好きな曲です。
思春期の女の子特有の、いじらしさとちょっとのメランコリーがたまらなく愛しくて。
「真夜中の他愛のないLINEのやりとり」だったり「意味のないピンキーリング」だったり、女の子同士のゆるい関係性に尊さがあふれて止まりません、、、、。
何気ない会話や思い出ほど、記憶の片隅に長く細くふわふわと漂い続けて
寂しいときに「ちょっと楽しくなるお手伝い」をしてくれるものです。
自粛期間中、そんなことを思いながらずっと聴いてました。MVも可愛いのでぜひ観て。
・平田義久「雨の夜」
平田義久さんのアルバム、、全部曲がよくて、、どれを推すかめちゃくちゃ迷ったのですが、、!(サブスクで聴けます! 全部聴いて!!)
サビのメロがどこか懐かしいこの曲を選びました!
GUMIちゃんの抜け感のある声質が曲にマッチしていて、
ラップとメロディが流れるように
めくるめくのも聴いていて心地がいいです。
2020年は梅雨も長くてちょっとしんどかったですが、この曲のおかげでちょっと雨も好きになれました。藍色で、嗅いだら雨に濡れたアスファルトの匂いのするような、でもちょっと照れくさいような、そんなラブソングです。
・Cafe Parade「Delicious Delivery」
こちら、アイドルマスターSideMの曲なんですけど、、、
自粛期間中落ちに落ちていた私のところに届いた、天からの光です、、、、
こちらを歌っているメンバーの皆は
「cafe parade」というお店で働いています。
アイドル活動もお店も、普段はお客さんに「(会いに)来てもらう」というスタンスですが、
自粛期間で私達がライブに行けない、
アーティストがライブが開催できない今
彼らはなんと「おもてなしをお届け」しに来てくれると言うのです。泣きました。
なぜ泣いたのか、私もアイドルなので、ライブができないことに申し訳なさや心苦しい一心でしたが、普通にオタクとしてもしっかり心が死んでいたんだなと。楽しみを奪われて苦しかったんだなと。気付かされたと同時に私も皆に笑顔を届けられるようなアイドルでありたい、と気持ちを新たにすることができました。カフェパレ、圧倒的光、、、曲調もミュージカル調で明るい気持ちになれます。自粛期間中に、アイドルマスターSideMに救われた女なので、全曲全力でオススメします。できることならSideMに特化した記事をかk(長くなりそうなので以下略
※Cafe ParadeのCafeの「e」はアキュートアクセント付きが正式表記。
プロフィール
根本凪(ネモトナギ)
野口衣織(=LOVE)
LiSA×Uru「再会」
YOASOBI 「たぶん」
Sou「ミスターフィクサー」
・LiSA×Uru「再会」
初めてこの曲を聴いたとき、お二人の世界観に一瞬にして引き寄せられる感覚がずっと忘れられなくて「再会」の世界から抜け出せなくなるくらい、むしろ居心地がよすぎて抜け出したくないって思うくらい大好きな楽曲です。気がつけば口ずさんでいて、最近は毎日聴かないとなにか物足りなさを感じるくらい日常になっています。
・YOASOBI 「たぶん」
YOASOBIさんの楽曲すごく好きで、小説を読む前に聴いた曲と読んだあとに聴いた曲、読んだ後にMVと照らし合わせながら聴いた曲など印象がガラっと変わり、1曲の中にいろんな角度からの魅力があるところが好きです。
「たぶん」は私の中で初めて聴いたときからすごく好き!って思った最強のスルメ曲でした。好きだったのに聴けば聴くほどもっと好きになって、ikuraさんの歌声の虜になりました。
・Sou「ミスターフィクサー」
アニメ「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」のOP曲でアニメにどハマりしてしまったのですが、ティザー映像を観たとき、酒井戸の低めのセリフとSouさんの高めの歌声がほんと絶妙で! どちらに偏ることもなくしっかりお二人の声が聴こえるというか……言葉で表せないほどすごく好きです!(アニメも楽曲も好きです)芯が通っていながらもどこか脆さを感じる疾走感のある曲調や歌詞が大好きです。1人で買い物するときによく聴きたくなります。
プロフィール
野口衣織(ノグチイオリ)
星名美怜(私立恵比寿中学)
yama「春を告げる」
レディー・ガガ「Sour Candy with BLACKPINK」
back number「水平線」
・yama「春を告げる」
「深夜東京の6畳半」という情景がパッと頭に浮かぶ歌詞から始まり、どこか寂しげで虚無感のある世界観。そして繰り出されるメロディラインに圧倒されて、癖になる曲です。
・レディー・ガガ「Sour Candy with BLACKPINK」
英語と韓国語が飛び交っており、とにかくカッコよすぎる!
イントロ始まりの音からこの曲に吸い込まれる感じがします。この2組のアーティストのコラボが観れる日が来るとはー!!!と大興奮しました!
・back number「水平線」
2020年という大変だった年にback numberさんが私たちに届けてくださったアーティストとしての励ましに感動しました。大変な状況を美しい言葉で表現している歌詞が本当に素敵で、たくさん力をもらった曲です。
プロフィール
星名美怜(ホシナミレイ)
南菜生(PassCode)
サンボマスター「忘れないで 忘れないで」
SUPER BEAVER「ひとりで生きていたならば」
ハンブレッダーズ「ユースレスマシン」
・サンボマスター「忘れないで 忘れないで」
2020年の前半はずっと窮屈でそんなことはないのに孤独に感じたり、必要以上にいろんなことに傷ついたりすることが多かったような気がします。そんな5月にリリースされた「忘れないで 忘れないで」を選曲しました。
不要不急だと言われている瞬間ですらこうして心を照らす歌が生まれ続けていることが終わりのない日々の支えになっていました。
・SUPER BEAVER「ひとりで生きていたならば」
SUPER BEAVER、柳沢亮太さんだから作れる、渋谷龍太さんだから歌える曲たちにそのときある状況や感情は違えどここ何年もずっと救われているように思います。今年は不安になりそうなときや気持ちが落ち込みそうになったとき「ひとりで生きてきたならば」を自然と再生していた気がします。初めてライブを観た日からずっと、いつか自分もあんなふうにまっすぐな言葉を話せる人になりたいと憧れています。
・ハンブレッダーズ「ユースレスマシン」
2020年は例年に比べライブをする機会も観る機会も少なかったので、今年はたくさんライブハウスに行けますようにという願いを込めて2019年ライブを観てぐっとくる回数が一番多かったバンドを選びました。“必要のないものだけど必要”だということが歌われている2月リリースの曲です。2020年の4月5月、、と時間を経て更に大きな意味が加わった曲だと思います。学生時代にハンブレッダーズがいる今の学生をすごく羨ましく思います。
プロフィール
南菜生(ミナミナオ)
矢川葵(Maison book girl)
YUKIKA「NEON 1989」
IRENE & SEULGI「Monster」
IZ*ONE「FIESTA」
2020年は家から出られず、人にも会えずで心が落ちこみがちだったので気持ちが上がるアップテンポな曲を無意識によく聴いていた気がします。普段は80年代アイドルの曲をよく聴いているのですが、今年リリースされたものに絞るとK-POPアイドルが多かったです。強く美しい女性が煌びやかに歌う姿はどんなときでも元気を与えてくれるので大好きです。
プロフィール
矢川葵(ヤガワアオイ)
※記事初出時、固有名詞に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。