しおん(ヤングスキニー)が語る軽音楽部の魅力 (original) (raw)
軽音で鳴らす!青春の音 Vol. 5[バックナンバー]
しおん(ヤングスキニー)が語る軽音楽部の魅力
「バンド内恋愛はやめておいたほうがいい」
2024年4月5日 19:00 4
春は進学の季節。この連載では軽音楽部で新たにバンドを始める若者に向けて、軽音出身ミュージシャンがエールを送る。第5回はヤングスキニーのしおん(Dr)が登場。軽音で過ごした若かりし日のエピソードを語るほか、「初心者がコピーするならこの曲!」をテーマに選曲したプレイリストを発表する。
構成 / 安部孝晴
軽音に入ったきっかけ
ドラムを始めて、同じ志を持った人と一緒に演奏したかったからです。
当時担当していたパートとその理由
ドラム
もともと母がボーカル、父がベース、兄がギターをやっており、楽器を始めるならドラムだなと思っていました。ONE OK ROCKのTomoyaさんが好きで憧れていたというのもあります!
当時組んでいたバンド名
Bit jam
僕のお母さんが考えた名前がなぜか採用されました。深い意味があった気がするが忘れました。
当時コピーしていた楽曲
・THE BLUE HEARTS「情熱の薔薇」
・ストレイテナー「Melodic Storm」
・DOES「曇天」
・MONGOL800「あなたに」
プロ志向の有無
もともとありました。
ドラムを始めたばかりの頃、今思うとまったくそんなことはなかったのに自分にはセンスがあると勘違いしていました。今まで何をやってもうまくいかなかったのに上達が早くて、これでメシが食えると思ってましたね。そのまま今に至りますが、勘違いしてよかったなと思います。
軽音で得たもの
・人とのつながり方
・大切な友達
最も印象的なエピソード
当時僕が通っていた学校は軽音学部が強くて部費が多く出されていたんですけど、その分周りの先生からの批判?みたいなのがありました。“軽音学部=遊び”みたいなイメージを持たれていると顧問の先生が言っていて(全然そんなことはなかったと今でも思うのですが)、それで顧問の先生がそのイメージを払拭するために挨拶や遅刻、その他いろいろめちゃくちゃ厳しく指導してくださって、でもその指導があまりにも厳しくて、僕が尖っていたのもあり、よく反発していました。
そういう関係性のまま進んでいたある日、シンプルに僕が遅刻してしまい、部員みんながいるところで顧問の先生に「クビ! クビ! クビ!」とめちゃくちゃ大声で言われたことを今でも覚えています。
部室あるある
部室が1つで基本週1日しか使えず、半分帰宅部でした。バイトやりつつの生活でしたね。
これからバンドを始める若者に伝えておきたいこと
とにかく楽しみながらやってほしい! あとバンド内恋愛はやめておいたほうがいいとは思います! 僕はそれでたくさんバンドを解散させました(笑)。
バンドメンバーと同じ目標を持って取り組んだら、もしこの先音楽を一緒にやらなくなったとしてもすごくいい仲間になるのでやってほしい!
初心者がコピーするならこの曲!
・平沢唯(CV:豊崎愛生)、秋山澪(CV:日笠陽子)、桜高軽音部、田井中律(CV:佐藤聡美)、琴吹紬(CV:寿美菜子)「Don't say "lazy"」
・DOES「曇天」
・ストレイテナー「Melodic Storm」
・MONGOL800「あなたに」
・ELLEGARDEN「ジターバグ」
・10-FEET「goes on」
・ONE OK ROCK「完全感覚Dreamer」
・ヤングスキニー「本当はね、」
僕の軽音部時代の思い出の楽曲を中心に、比較的易しめな楽曲から、がんばれば習得できそうな楽曲までセレクトしました! ヤングスキニーの中では「本当はね、」が一番盛り上がるんじゃないかなと思い入れました。
しおん「初心者がコピーするならこの曲!」
プロフィール
しおん(ヤングスキニー)
2月5日生まれ、埼玉県出身。2021年7月にヤングスキニーに加入。2023年2月に配信シングル「らしく」でメジャーデビューを果たし、2024年3月にEP「不器用な私だから」をリリースした。3月から4月にかけてワンマンツアー「“老いてもヤングスキニーツアー vol.3” 2度あることは3度ある編」を開催中。
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