ももクロ有安、日大芸術学部写真学科を4年で卒業「やっと言えました」 (original) (raw)

ももいろクローバーZ有安杏果が、4年間通った日本大学芸術学部写真学科を卒業。昨日3月25日に行われた卒業生を送る会ならびに学位記授与式において、芸術学部長特別表彰および写真学科奨励賞を授与された。

大学進学について公にせず、ももクロの活動と両立しながら4年で卒業した有安。彼女が学位記授与式で授与された芸術学部長特別表彰とは「学部・学科により推挙され、外部(学外)における創作活動において特段の評価を得た者、公共性の高い社会活動を行った者、遅滞なく学位を取得した者」という条件を満たした優秀な生徒に贈られるもので、有安は芸能生活を行いながら学生としても優秀な成績を収めたことが評価された。そしてもう1つの写真学科奨励賞は、写真学科の卒業制作展覧会に出品された彼女の作品「心の旋律」に対して与えられたものだ。

学位記授与式後に行われた囲み取材に袴姿のまま登壇した有安は、満面の笑みで「単位を落とさずに4年で卒業できてホッとしています。友達と一緒に卒業できるのがうれしい」とコメント。やはりももクロの活動と学業の両立は大変だったようで、同級生や教授、そしてももクロのメンバーやスタッフの協力があってこそ無事卒業できたと何度も感謝の言葉を重ねていた。

在学中は自身が写真学科の学生であることを公表していなかったため、学内の展示会に参加することができず、卒業制作が初めての出展になったという有安。「最初で最後の制作だから、自分にしか作れない作品にしたかった」という彼女の作品「心の旋律」は、自身が作詞した同タイトルの楽曲をテーマに、在学中に撮影した写真で構成したもの。2枚あるセルフポートレイトのうち、1枚は過去を見ている自分、もう1枚は未来を見つめる自分が表現されている。3月中旬の展示期間中は学校に足を運べなかったため、自身の作品が奨励賞に選ばれたことは仲のいい同級生からの報告で知ったという。

なお芸術学部長特別表彰は日大芸術学部で初めて贈られた賞で、有安は「ももクロの活動を踏まえて評価してもらったと思うので、繰り返しになるけどみんなのおかげです。これからの生徒の皆さんも、どんどん課外活動をがんばって賞を獲ってほしいです」と後輩にエールを送った。最後にファンへのメッセージを求められると、有安は「やっと言えました(笑)。4年間隠しててごめんなさい。これからもたくさん皆さんにサプライズを考えているので、楽しみにしていてください」とコメントした。

大学卒業直前の3月15日には22歳の誕生日を迎えた有安。6月には東名阪3都市を回るソロコンサートツアー「ココロノセンリツ ~Feel a heartbeat~ Vol.1」を行う。

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