[戸田誠司] REAL FISH全作品を復刻!BOX登場 (original) (raw)

80年代初頭に登場し、実力派音楽家集団として内外から高い評価を得たREAL FISHの全作品を網羅した紙ジャケ仕様のボックスセット「REAL FISH:遊星箱(ゆうせいボックス)」が12月4日に発売される。

REAL FISHは矢口博康(sax, clarinet, keyboards)、戸田誠司(guitars, keyboards, sax, computer)、福原まり(piano, marimba, vibraphone, accordion, percussions)、渡辺等(bass, cello, mandolin, ukulele)、友田真吾(drums, percussions)、美尾洋乃(violin, keyboards, voice)らが在籍したユニット。元JAPANのデヴィッド・シルヴィアンに「レコードのプロデュースをしたい!」といわしめた彼ら。大道芸人的ポップ、無国籍インスト、早すぎたラウンジ・ミュージックなどと称されたそのサウンドは、映画音楽、イージーリスニング、民族音楽、環境音楽、ミニマル・ミュージック、ジャズなどが軽妙に異種配合された独特なもので、2007年の今聴いても鮮烈な印象を受けること請け合いだ。

今回の復刻は、REAL FISHが残した3枚のオリジナルアルバム(「天国一の大きなバンド」「テナン」「4 - The World Was Young -」)に加えて、サザンオールスターズの桑田佳祐といとうせいこうがラップの掛け合いを披露した名曲「ジャンクビート東京」の12インチシングル(Yahoo!オークションでは数万円のプレミア価格が付いたことも!)を忠実に紙ジャケット形式で再現。ボーナストラックとして、「テナン」には未発表ヴァージョンを3曲、「ジャンクビート東京」にはPVを追加収録している。

また、ボーナスディスク「生魚」には、水族館レーベルの第1弾コンピレーション「陽気な若き水族館員たち」に参加した際の2曲と、1985年3月24日・名古屋ハートランドでの完全未発表ライヴ音源を収録。どのディスクも2007年版の最新リマスタリング処理が施されており、最新のクリアな音質でREAL FISHのサウンドを楽しむことができる。

さらに、読み物としてメンバーおよび当時の関係者(鈴木慶一、鈴木さえ子、上原則博)へのロング・インタビューやREAL FISHの年表、『電子音楽 in JAPAN』著者としておなじみの田中雄二入魂のスペシャル・ライナーノーツ、貴重なライヴ写真や資料などで構成された約70ページの豪華ブックレット「遊星読本」が付属。まさにファン垂涎の逸品となっている。

もともとは9月リリース予定で、その後発売が延期されたこのボックスセット。今回発売日が正式に決定したことで安心しているファンも多いだろう。完全生産限定盤なので、入手したい場合予約することをオススメしたい。

商品情報

REAL FISH「REAL FISH:遊星箱」

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