【ライブレポート】コロナ禍の「FUJI & SUN '21」くるり、森山直太朗らが熱演 (original) (raw)

5月15、16日に静岡・富士山こどもの国でキャンプインフェス「FUJI & SUN '21」が開催された。

「FUJI & SUN」は“富士山と学び 富士山と生きる”をコンセプトに2019年にスタートした野外フェス。2回目の開催となる今年は新型コロナウイルス感染予防ガイドラインに基づき、通常の50%のキャパシティ制限や、入場時の検温、参加者全員の個人情報登録、鑑賞時のソーシャルディスタンス確保などを守って行われ、2日間でおよそ4500人が来場した。

1日目には民謡クルセイダーズ君島大空折坂悠太くるり、吉原祇園太鼓セッションズ、寺尾紗穂青葉市子、Kotsu、VIDEOTAPEMUSIC、nutsman、Mars89、∈Y∋という計12組が出演。SUN STAGEのトップバッターを務めた民謡クルセイダーズは「串本節」や「会津磐梯山」といった民謡のメロディにアフロやラテンを織り交ぜた心地よいグルーヴを朝の富士山麓に響かせた。弾き語りでライブをスタートさせた君島大空はライブ途中でドラマーの石若駿を呼び込み、この日のヘッドライナーであるくるりの「ばらの花」をカバーして見せる場面も。そしてこの日、1年7カ月ぶりに観客の前に立ったくるりは「ばらの花」のほか、最新アルバム「天才の愛」から「野球」「潮風のアリア」「How To Go」などを披露し、会場のオーディエンスを熱狂させた。

雨の2日目にはTENDREカネコアヤノ林立夫 with 大貫妙子森山直太朗U-zhaanGOMA、OLAibi + KOM_I、マヒトゥ・ザ・ピーポーハンバート ハンバート、TOP DOCA、悪魔の沼、SUGAI KEN、Akie、COMPUMA、冥丁の計15組が出演。TENDREはShin Sakiura(G)、松浦大樹(Dr)、小西遼(Sax)、高木祥太(B / BREIMEN)を迎えた特別編成で計9曲を届け、最後に「次はマスクを取って『FUJI & SUN』で歌いたい」とアドリブのフレーズを歌って会場を盛り上げた。カネコアヤノは「カウボーイ」「抱擁」「閃きは彼方」「爛漫」などを弾き語りでパフォーマンス。林立夫 with 大貫妙子は小倉博和(G)、伊賀航(B)、野村卓史(Key / グッドラックヘイワ)、ゴンドウトモヒコ(F.ho, Euphonion)を率いた布陣で「森へ行こう」「色彩都市」を披露した。大トリの森山直太朗は「ほら、向こうに富士山がはっきり見えて、圧巻ですよねえ」と降りやまない雨の状況をイジりつつ、ステージから身を乗り出してずぶ濡れになりながら「生きてることが辛いなら」「最悪な春」などを熱唱。観客の鳴りやまない拍手に応えた森山は最後に予定にはなかった「うんこ」をサプライズで歌唱して「また会いましょう!」とライブを締めくくった。

なお、このイベントの一部の模様は7月にWOWOWで放送される。

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