LÄ-PPISCH東名阪ツアーが熱狂の中で閉幕 (original) (raw)

LÄ-PPISCH東名阪ツアーが熱狂の中で閉幕、40年間変わらないエネルギーで2時間半24曲

2024年7月27日 12:43 32

LÄ-PPISCHが7月21日に東京・Zepp Shinjukuで、東名阪ツアー「LÄ-PPISCH Live Tour 2024 ~Great Escape~」のファイナル公演を開催。ソールドアウトとなった会場で、2時間半にわたってエキサイティングなステージを繰り広げた。

「KARAKURI」がSEとして流れ出したとたんに、待ちわびた観客の拳がフロアで一斉に突き上がる。そしてMAGUMI(Vo,Tp)、杉本恭一(G)、tatsu(B)の3人とこのツアーのサポートメンバーを務めた奥野真哉(Key, Sax / ソウル・フラワー・ユニオン)、増井朗人(Tb / Codex Barbès)、矢野一成(Dr / MOON・BEAM)が登場し、そのまま演奏をナチュラルに引き継いでライブを開始。意表を突いたオープニングにフロアは沸騰した。そして、普段ならライブ後半に披露することが多い初期曲「ANIMAL BEAT」を早くも3曲目に披露。ステージ上の6人のうち3人が還暦を越えており、観客も50代が多いはずなのだが、そんなことは微塵も感じさせない激しいライブがまだ3曲目にもかかわらず繰り広げられた。

ライブ前半のセットリストは、スカの軽快なビートが際立つ構成。「タンポポ」「パヤパヤ」「ガンジー」「LÄULÄ」といった初期ナンバーがオーディエンスを暴れさせる。切ない「柘榴」や異次元に誘うような「room」を経て後半に突入すると、ヘビーでラウドな「東京ドッカーン」「混沌とした時代」を皮切りに、バンドは「ハーメルン」「プレゼント」「LOVE SONGS」「Magic Blue Case」といった中期のハードなナンバーを集中豪雨のように畳みかけていった。

アンコールで彼らは「美代ちゃんの×××」「リックサック」「旭タクシー」を披露。一旦ステージを去ったのち、止まないアンコールに呼び戻され、ダブルアンコールとして熊本の祭のビートをパンクロックに取り入れた「KU・MA・MO・TO」を披露した。「リックサック」は1988年リリースの2ndシングル、ほかの3曲はLÄ-PPISCHがインディーズ時代からやっている、つまりすでに40年物の楽曲。結成当初からずっと一貫して持ち続けている、とにかく高揚せずにはいられないエネルギーの塊をぶつけて全24曲のライブを終えた。

「LÄ-PPISCH Live Tour 2024 ~Great Escape~」2024年7月21日 Zepp Shinjuku セットリスト

01. KARAKURI
02. Control
03. Animal Beat
04. サイクリング
05. タンポポ
06. ソラミミ
07. パヤパヤ
08. ガンジー
09. LAULA
10. 柘榴
11. room
12. 歌姫
13. miracle
14. 東京ドッカーン
15. 混沌とした時代
16. ハーメルン
17. プレゼント
18. カ・ラ・ダ
19. LOVE SONGS
20. Magic Blue Case
<アンコール>
21. 美代ちゃんの×××
22. リックサック
23. 旭タクシー
<ダブルアンコール>
24. KU・MA・MO・TO

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