草川拓弥「晩餐ブルース」会見でラーメン愛 (original) (raw)

超特急草川拓弥が出演するドラマ「晩餐ブルース」の記者会見がこのほど行われ、主演の井之脇海金子大地、草川、穂志もえか石田卓也が登壇した。

明日1月22日深夜にテレ東ほかで放送がスタートする「晩餐ブルース」は、仕事に忙殺されるドラマディレクター・田窪優太と、料理人をやめてニート生活を送る佐藤耕助が主人公のグルメドラマ。高校時代の旧友である2人は共通の友人・蒔田葵の離婚をきっかけに再会し、一緒に夕食を食べる仲となって心を回復させていく。優太役は井之脇、耕助役は金子が務め、草川は蒔田を演じる。

会見の冒頭、今作への思いを問われた井之脇は「日常の中にある大切なことがすごく丁寧に描かれているドラマなので、主演をやらせていただけることが光栄だなと思いました」とコメント。同じく主演の金子も「こういったヒューマンドラマをやりたかったので、機会をいただけてうれしかったです」と語る。続く草川は「このドラマの脚本のように温かく素敵な方ばかりで、『幸せだな』と思いながら日々撮影していました」とクランクアップしたばかりの撮影を振り返ると、主演の2人との共演について「海くんと大地は過去にも共演したことがあるんですけど、それは10年前くらいのことなので。今こうして大人になって再会できるというのが、(3人の)役柄と共通する部分だったりもするのかなとワクワクしたことを覚えています」と自らの心の内を伝えた。

それぞれの役柄について、演じる上で心がけていたことを司会者から尋ねられると、井之脇は「1人の人間として地続きに心が変わっていくさまを演じたいと思っていたので、誇張しないということを意識していました」と、金子は「人の心を敏感にキャッチするようなキャラクターだったので、そういったところを意識していました」と答える。「葵はお調子者とまではいかないけれど、3人の中ではヒマワリのような存在」と自身の役柄について説明した草川は「意外と気を使えたり、言いにくいことをさらっと言えてしまうような人なので、そういう部分を素直に演じようと思っていました」と明かした。また、優太と同期のプロデューサー・上野ゆいを演じた穂志は、今作のプロデューサーである本間かなみ氏に話を聞くことで役への理解を深めたそうで「2人きりで会議室にこもって、質問攻めにしてしまいました(笑)。そこでのお話をベースに、心の重しにしながら演じていきました」と語る。

“晩餐”をテーマにした作品とあり、井之脇は「やっぱりごはんがおいしくて。飯島奈美さんというフードスタイリストさんが作ってくださる食事がどれも“歴代最高”を更新してくるものばかりだったんです」と、現場での食の充実に笑顔。「お芝居中、カットがかかったあと、ずっと食べていましたね」と続けると、ディレクター役のため“晩餐”シーンには参加できなかった穂志と石田卓也は「うらやましい!」と口をそろえる。演技の中で料理にも挑戦した金子は「難しかったですね」と調理シーンを振り返り「スタッフさんがすごくこだわって、食事がおいしく見える撮り方をしているんです。深夜ドラマなのがもったいないくらい、だいぶ“飯テロ”なドラマに仕上がっていると思います」と自信をのぞかせた。

“晩餐活動”(晩活)をすることで、登場人物たちが“本来の自分”に戻っていく姿を描く本作にちなみ「皆さんが本来の自分に戻るために大切にしていることは?」という問いが投げかけられると、草川は「シンプルなんですが、たくさん寝ることです」と答え「若いときは毎日のように夜更かしをしていましたけど、ちゃんと睡眠を取って次の日を元気に迎えないと、頭もちゃんと動かないですから。もし悩みがあっても、寝てリセットしたらまた新しい考えがひらめいたりもするので、寝ることですね」とその理由を語った。

また会見の中盤には、5人それぞれが“最後の晩餐”に食べたいものは何かを30秒の質問タイムで当てる「最後の晩餐当てゲーム」が行われた。最初の出題者・井之脇の「鍋焼きうどん」という回答を残る4人は当てることができず、2人目の出題者・金子へ。「シンプルなもの」「2色のもの」というヒントを引き出した4人は「カレーライス」だと推理するも答えは「梅干しごはん」で、この答えを聞いた草川は「言ってた! 梅干しが好きって言ってたわ!」と悔しがる。そんな草川が出題者となった場面では「麺類」というヒントが引き出された瞬間、金子が「これ自信ある! 大阪の有名なラーメン。(草川は)VIPカード持ってるの!」と井之脇に耳打ち。回答者チームは「神座のラーメン」とピンポイントで答えたが、草川がフリップに書き込んでいたのは「ラーメン」で、彼は「神座のラーメンも大好きなんですが、ラーメン全般が好き。昨日も撮影が終わって夜遅くに帰ったんですが、『いっちゃおうかな』と思って背脂系のラーメンを注文してしまいました。『(深夜に)絶対ダメだよな』と思いながら食べました(笑)」と強いラーメン愛を明かした。

終盤に用意されていた質疑応答のコーナーでは「食へのこだわりや関心は?」という質問が飛ぶ。これに草川は「正直そこまでこだわりがないんです。料理もできないから苦手意識があったんですけど、こういったドラマに関わらせていただくこともあり、撮影前日には簡単にできそうな野菜炒めを作ったりしました」と告白し「撮影に入って、料理はすごく素敵なものだし、人とつながれるものなんだなと。僕もちょっとずつ料理をしてみようかなと思えました」と心境の変化を語った。最後に井之脇は「このドラマで描かれるのは遠い世界の話ではなくて、近くにいる人たちが自分の弱さやダメなところに気付き、ちょっと前を向ける。そういった心の変化を描いています。応援したくなる人物が、きっとたくさん出てくると思います。食がつないでいく幸せや喜びの連鎖が、画面越しに届いたらいいなと思います」と思いを語り、金子は「たくさんの方に観てほしい作品になりました。何かに思い詰めている人がいたらこのドラマを勧めてもらえたらうれしいですし、きっと何かを感じてもらえる作品になっていると思うので、よろしくお願いします」と作品をアピールした。

テレ東ほか「晩餐ブルース」

2025年1月22日(水)25:00~25:30
※以降毎週水曜25:00~25:30

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