グソクムズ「俺らリキッドでライブできるじゃん!」 (original) (raw)

グソクムズが自然体なバンドサウンド届けたツアーファイナル「俺らリキッドでライブできるじゃん!」

2025年1月21日 16:34 8

グソクムズのワンマンツアー「夢に飛びのって」の最終公演が1月18日に東京・LIQUIDROOMにて開催された。

グソクムズは暗がりの中から「風を待って」を奏で、ライブの幕をじっくりと開ける。曲が進みアンサンブルがほんのりと熱を帯びていくにつれて照明の光も強くなり、舞台上に4人の輪郭が徐々に浮かび上がっていった。やがて姿をはっきりと現した彼らは、グソクムズらしい伸びやかなメロディが際立つ「ユメのはじまり。」からロック色の強い「道の途中」を演奏し、フロアに心地よい揺れを生み出していく。「チルチルクラブ」で淡くさわやかなグッドメロディを聴かせたあと、たなかえいぞを(Vo, G)は「なんだ、俺らリキッドでライブできるじゃん! いやあ、うれしいですね」と喜びを覗かせる。そして「ここからも演奏を続けますので、自由に楽しんでください!」と朗らかに告げて、オーディエンスの期待感を煽った。

ライブ中盤に4人は、バンドきってのキラーチューン「すべからく通り雨」でフロアに一段と大きな揺れを作り出し、観客のボルテージを上昇させる。この年始に憂き目にあったというたなかは不運なエピソードを語ったのち、「楽しいことだけ考えましょうよ! READY GO-GO!」と声高に宣言。その宣言通り4人は「READY GO-GO」をパフォーマンスし、軽快なアンサンブルを高らかに響かせていく。続く「離れていたって」では温かく穏やかなサウンドが会場を優しく包み込み、「マイガール」ではムーディな照明のもと、浮遊感のある蠱惑的なメロディが届けられた。ひとしきり演奏を終えると、たなかは「去年もCMとかコンセプトムービーとかに使ってもらったりとか、いろんなことがあった1年でしたね。その2024年の集大成が今日ってことですからね! 今までがんばってきてよかったってホントに思えたわ、ありがとう」と軽い語り口で感謝を述べ、オーディエンスの拍手と歓声を浴びた。

公演も終盤に差し掛かった頃、彼らはライブ映えばっちりのキラーチューン「あるサンセット」を演奏。サンバのリズムでオーディエンスの体を突き動かし、南国さながらの熱い空気を生み出していく。さらにダメ押しとばかりにグソクムズ屈指のロックチューン「こんな夜には」がパフォーマンスされ、観客のテンションは最高潮に。ツアータイトルを曲名に冠した「夢に飛びのって」が披露されると、軽快なアンサンブルに合わせてフロアからは自然とハンドクラップを沸き起こる。会場が自由な空気と一体感とに包まれたところで、4人は颯爽と舞台を去って行った。鳴り止まない拍手に応えて再び姿を現したグソクムズは「グッドナイト」と「朝陽に染まる」を披露。まるで時間の経過を表すように、夜と朝をテーマにしたムードの異なる2曲を届ける。最後まで気負いを感じさせない自然な佇まいでオーディエンスにグッドミュージックを届けた彼らは、「朝陽に染まる」のアウトロで楽し気にそれぞれの楽器をかき鳴らし、ツアーを終幕へと導いた。

「グソクムズ ワンマンツアー “夢に飛びのって”」東京公演 2025年1月18日 LIQUIDROOM

01. 風を待って
02. ユメのはじまり。
03. 道の途中
04. チルチルクラブ
05. 泡沫の音
06. 素敵なメモリー
07. いつか渚へ
08. すべからく通り雨
09. READY GO-GO
10. 離れていたって
11. マイガール
12. 君の隣
13. 夢にならないように
14. 眩しい日々へ
15. あるサンセット
16. こんな夜には
17. 夢に飛びのって
<アンコール>
18. グッドナイト
19. 朝陽に染まる

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