和牛M-1で世直し、優勝賞金は正義のために (original) (raw)

12月6日(日)に行われる「M-1グランプリ2015」(ABC・テレビ朝日系)決勝を前に、お笑いナタリーではファイナリスト8組のコメント取材を実施。決勝ステージの出番順に1組ずつ紹介している。

本日はよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の和牛。昨年行われた「THE MANZAI 2014」ではファイナリストに、今年10月に行われた「平成27年度 NHK新人お笑い大賞」では決勝進出8組に選ばれるなど、漫才の腕には定評があるコンビだ。今回「M-1」においては初の決勝進出となる2人に意気込みを聞いた。

和牛 コメント

──決勝進出が決まった今の感想は?

川西賢志郎:ほっとしております。実は今日(11月19日準決勝当日)、出番直前の出囃子が鳴っているのに相方が舞台袖に現れないというトラブルがありまして……。

水田信二:僕らの出番がCグループのトップやったんですけど、出番前に10分間のトイレ休憩があるというスケジュールだったんです。それで楽屋でリップクリームを塗ってエレベーターの前に来たら、まだあと5分くらいあるはずやったのに、ステージから「7組続けてどうぞー」っていう声が聞こえて、慌てて走ってそのまま舞台に出ていきました。

──ほかのファイナリスト7組を見てどう思いましたか?

水田:銀シャリさんとスーパーマラドーナさんは昔から一緒に漫才をやってきているので同士みたいな意識はあります。たぶん何十年後も漫才をやっている2組やと思うんです。自分たちもそれを目指しているので、余計に負けたくないという思いがありますね。

川西:2組とは若い頃から大阪の劇場で一緒にやらせてもらったりとか、お世話になっていたりもするので、いざ同じ決勝の舞台に立つとなると意識する部分もありますし、負けたくないなと思います。

──今後の理想や目標は?

水田:僕はほんまに思っていることをネタにしているんです。もし優勝して注目されたら、そういう自分がおかしいと感じたことや納得いかないことをもっと言っていきたいと思います。

川西:僕はあまり言っていかんといてほしいなと思います。すごい勢いで嫌われかねないので。

──優勝賞金1000万円の使い道は?

水田:もしCMの枠とか少しでももらえたら「こういうことはやめましょう」というメッセージを流したいです。

川西:もうACやん! 公共広告機構のCMみたいになってるやん。

水田:ACは内容がきれいすぎてあまり伝わってない部分もあるから。例えば「電車では人が降りてから乗りましょうね」とか、そういうことを言いたい。

川西:それ、お前がせないかんか?

水田:誰もやらんから、俺がやらなあかんねん。ほんまにいるでしょう、まだ人が降りきっていないのに座りたくて必死に乗り込んでくる人。ああいう恥ずかしい行為をやめてほしい。そこに1000万円を使えれば世の中がよくなるから。正義のために使いたい。

川西:勝手なことをすな。半分よこせ!

──お笑いナタリーの読者に向けて意気込みやメッセージをお願いします。

川西:おそらく今回の「M-1」で僕らの漫才を初めて観るという人も多いと思うんです。まずは「こんなやつがおるんですよ」ということを皆さんに覚えてもらえるように、いい漫才をして、結果も出したいと思っていますので12月6日を楽しみにしていただけたら。

水田:ネタの中でちゃんとためになることを言っているので、目をそらさずにしっかりとメッセージを受け取ってください。

この記事の画像(全2件)

M-1グランプリ2015

ABC・テレビ朝日系 2015年12月6日(日)18:30~21:00
MC:今田耕司 / 上戸彩
出場者:メイプル超合金 / 馬鹿よ貴方は / スーパーマラドーナ / 和牛 / ジャルジャル / 銀シャリ / ハライチ / タイムマシーン3号 / 敗者復活戦を勝ち抜いたコンビ

全文を表示

リンク

※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。