「走れメロス」から着想、水素74%の新作 (original) (raw)

2016年9月8日 14:29 41 2 ステージナタリー編集部

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田川啓介が主宰するソロプロデュースユニット・水素74%が、新作「外道の絆」を11月10日から20日まで、東京・アトリエ春風舎にて上演する。

太宰治の短編小説「走れメロス」から想を得た本作。ある田舎町で食料品店を営む畠田夫妻はひき逃げ事件を起こし、そのまま逃げてしまう。夫の連れ子である息子の宏司は、父の身代わりとなって出頭することを一度は決意するが、徐々にその決意が揺らぎ始めて……。

上演に際し、田川は「人は、期待に応えながらでなければ生きられないと思います。だから、生きるために、人はなんとか頑張って期待に応える必要があるのです」と指摘し、「『外道の絆』では、人を裏切り続けてきた男が、なんとか頑張って今度こそ期待に応えようと奮闘する、というおはなしになる予定です」と語っている。

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