串田和美「K.テンペスト」再演に中村まこと (original) (raw)
「K.テンペスト 2017」が、2017年2月24日から28日まで長野・まつもと市民芸術館 特設会場にて上演される。
まつもと市民芸術館の芸術監督・串田和美が演出・潤色・美術を手がけ、2014年10・11月に上演された「K.テンペスト」。シェイクスピアのロマンス劇「テンペスト」を、約6週間のワークショップと稽古により“K.(串田版)”として再構築した作品だ。今回は、その再演となる。
再演では、串田をはじめ、大森博史、真那胡敬二など前回からの続投キャストに加え、中村まこと、玉置玲央、大鶴美仁音といった新たな顔ぶれが出演。上演に際して、串田は「われわれは、たとえ無自覚であっても、何万億の死者たちの聞こえない声に包まれている。そして遠い未来の、ほとんど宇宙そのもののような命の根源の聞こえない声に導かれている」とコメントしている。
串田和美コメント
海底に漂ったものたちの、懺悔に近い想いである。砂となって海辺にうち上げられ、また引いていった骨のかけらたちの、悔恨と願いである。われわれは、たとえ無自覚であっても、何万億の死者たちの聞こえない声に包まれている。そして遠い未来の、ほとんど宇宙そのもののような命の根源の聞こえない声に導かれている。と、今この瞬間にしか生きていると自覚できないわれわれは、ぼんやり想う。
そして、音楽が生まれ、物語が生まれ、演劇が生まれる。
400年前のイングランドでも、そして現在でも。
※動画は現在非公開です。
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- K.テンペスト 2017 | まつもと市民芸術館
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