さんぴん、三重大の学生と“地域の物語”立ち上げ (original) (raw)

さんぴん、三重大の学生と“地域の物語”「NEW TEACHER」を立ち上げ

2016年12月5日 14:04 2

さんぴんが、三重大学アートマネージメント実践講座の受講生と「NEW TEACHER ~振り返れば、街角に教授たち~」を上演する。

これは、さんぴんと三重大学の学生が協働して作品を創作する試み。現地に住む人にインタビューし集めた物語の数々を、あるひとつの人生として描き出すさんぴんの創作スタイルが今回も活用され、三重大学を中心とした“地域の物語”が立ち上げられる。

メンバーの板橋駿谷福原冠は11月末に現地入りし、三重大学の職員やOB・OG、地域に住む年配者、大学最寄りの江戸橋駅員らにインタビューを敢行。本日12月5日より北尾亘永島敬三も合流し、講座の受講生と稽古を行う予定だ。福原は「東京に住むさんぴんメンバーにとって出会う方全員が、その土地の先輩、あるいは先生です。知らないことに驚きながら、または昔から知っていたかのような気持ちになりながら、なんでもないことに感動しながら少しずつ作品は組み上がっていくことでしょう」とコメントしている。

本番は12月8日19:00に開演する。なお同日16:30から行われるリハーサルも一般公開される。見学希望者は公式サイトを確認しよう。

福原冠コメント

さんぴんが三重大学さんと共に公演をさせていただくことになりました。いただいたテーマはずばり「地域の物語」。学生と共に「教室から始まるその土地の物語」を立ち上げてみようと思います。
今回の創作はアートマネージメント講座受講生の方との文通から始まりました。当然のことながら、東京に住むさんぴんメンバーにとって出会う方全員が、その土地の先輩、あるいは先生です。知らないことに驚きながら、または昔から知っていたかのような気持ちになりながら、なんでもないことに感動しながら少しずつ作品は組み上がっていくことでしょう。
アートメネージメント講座の実践編として声をかけていただいた時から考えていたことがあります。さんぴんの活動ははたして芸術だろうか、ということです。人を描くことでその「土地」が見えてくる、さんぴんはそんな演劇を作っています。その土地に滞在し、その土地の空気を吸いながら、その土地の人々に出会いながら、その土地でしか生まれ得ない作品。それは誰かの祈りを天に飛ばすように、誰かの魂の痕跡を大地に刻むようでもあります。芸術よりもっと前の、原始的な佇まい。さんぴんの活動はそう、「芸能」をやっています。少し大げさかもしれませんが、大地と天に向けて、そしてその土地に捧げます。
三重大学・190番教室という名の劇場でお待ちしています!

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「さんぴん+三重大学 地域の物語発掘プロジェクト『NEW TEACHER ~振り返れば、街角に教授たち~』」

2016年12月8日(木)
三重県 三重大学 教養教育校舎 190番教室

作・演出・出演:さんぴん板橋駿谷北尾亘永島敬三福原冠)、三重大学アートマネージメント実践講座受講生(稲垣陽介、今里香奈、宇惠理香、小野寺未紗、川島実莉、桑野真緒、杉野萌、高平菜央、成川千穂、南崎理沙、福井彩帆、藤元紗弥香、森崎愛梨)

※桑野真緒の「桑」は、異体字が正式表記。
※南崎理沙の「崎」は、たつざきが正式表記。

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