涼風真世「Fairy」発売コンサート (original) (raw)

涼風真世「Fairy」発売コンサートで「PUCK」から「るろうに剣心」まで

2016年12月30日 12:03 11

涼風真世が、CDアルバム「Fairy」のリリース記念コンサートを12月28日に東京・銀座ヤマハホールにて開催した。

涼風のデビュー35周年を記念し、20年ぶりに発売された「Fairy」。そのリリースに際して、涼風自身の構成・演出により行われた本コンサートでは、涼風の“現在、過去、未来”をテーマに、昼夜異なる曲目が披露された。

オープニングは、新曲「空だけはそこにある」。涼風は、この曲には“悲しいときやつらいときも、下を向くのではなく、空を見上げて今日もがんばろう”という思いが込められていると語り、宝塚卒業から現在までの足跡を振り返る。続く“過去”を振り返るコーナーでは、20年前にリリースしたファーストアルバム「MINE」から、「翔んでアラビアン・ナイト」より「愛のかけら」、「銀の狼」より「悪夢~旅立ち」と懐かしい楽曲を披露。“現在”のコーナーでは「マリー・アントワネット」や「エリザベート」など、近年の出演作のナンバーを歌い上げた。また夜の部では、「エリザベート」よりエリザベートのナンバー「私だけに」と、トートの「最後のダンス」を2曲続けて歌い、ファンを歓喜させた。さらにスペシャルゲストとして宝塚時代の相手役、麻乃佳世が登場し、代表作「PUCK」より「パック誕生」など数曲を披露。約23年ぶりの共演を果たした。

“未来”のコーナーでは「Fairy」からの選曲のほか、声優として主演したアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」にちなみ、今年宝塚歌劇団雪組で上演された「るろうに剣心」の「不殺(ころさず)の誓い」を熱唱。また松井五郎の作詞、玉置浩二の作曲による新曲「眠りの果て」がライブで初披露された。

エンディングでは自身もプロジェクトに参加している東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を観客と唱和、アンコールでは「空だけはそこにある」を熱唱した。最後に涼風は来場したファンに向けて、「35周年。不思議なくらい心が穏やかです。(若い頃にはあった)野心などがなくなったわけではありませんが、夢だけは持ち続けています。皆さんも、夢を持ち続けて、そして、一日一度は空を見上げて下さい。本日はありがとうございました」とコメントし、コンサートを締めくくった。

セットリスト

昼の部

01. 空だけはそこにある
02. Epilogue
03. あなたの帰る場所
04. 愛のかけら
05. 悪夢~旅立ち
06. 愛したことだけが
07. 最後のダンス
08. 言葉にできない
09. ミッドサマー・イブ
10. 夢人
11. やさしいキスをして
12. グランドホテルで
13. 不殺(ころさず)の誓い
14. 眠りの果て
15. 花は咲く
16. 空だけはそこにある
(ダブルアンコール:不殺の誓い)

夜の部

01. 空だけはそこにある
02. 私だけに
03. 最後のダンス
04. 黒い翼
05. 悪魔の涙
06. 悪夢~旅立ち(共演:麻乃佳世)
07. パック誕生(共演:麻乃佳世)
08. 色彩のブルース(歌:麻乃佳世)
09. 愛あればこそ(共演:麻乃佳世)
10. 涙くんさよなら(共演:麻乃佳世)
11. ただ…逢いたくて
12. 不殺(ころさず)の誓い
13. Friend
14. 眠りの果て
15. LOVER’S GREEN
16. 花は咲く(共演:麻乃佳世)
17. 空だけはそこにある

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