ゴールデンボンバー・喜矢武豊が「犬夜叉」に (original) (raw)

金爆・喜矢武豊が「犬夜叉」に!「ビジュアルはひとつの水準をクリアできたかな」

2017年2月6日 15:14 85

ゴールデンボンバー喜矢武豊の主演で、マンガ「犬夜叉」が舞台化される。ステージナタリーでは、2月2日に行われた本作のビジュアル撮影現場に密着した。

真紅の装束に身を包み、銀髪に犬耳姿でメイク室から現れた喜矢武は、撮影前にスタッフと動きの確認を行う。脇差から剣を抜き、振ってみせるなどさまざま要望に応えた後、黒一色のバック紙が設置された撮影場所に移動。犬夜叉がジャンプする一瞬を捉えるメインビジュアルの撮影に入った。

躍動感あふれるビジュアルを目指し、カメラマンの「せーの!」という掛け声に従って、ひたすら何度もジャンプを繰り返す喜矢武。長髪に動きを出そうと送風機を手にしたスタッフも現れ、総動員で撮影に臨む。刀を手にしたところ付け爪が剥がれたり、カメラマンの掛け声とタイミングが合わず足がもつれたりしながらも、喜矢武は無事にメインビジュアルの撮影を終えた。

犬夜叉のビジュアルで取材に応じた喜矢武は、本作へのオファーを受けたときの率直な感想を問われ「出演をためらってしまいました」と即答。驚く記者たちを前に「有名な作品ですし、個性的なキャラクターなのでプレッシャーで……」と続ける。しかし撮影を終えて「ビジュアルはひとつの水準をクリアできたのかな。『よしっ!』っていう感じではないですが、原作ファンのお怒りを買わない程度にはなれたと思う」と控えめに手応えを口にした。

現在は完成した台本を読み、2月末から始まる稽古に備える日々。2015年の「ふしぎ遊戯」では鬼宿役、2016年の「GOKU」では孫悟空役を演じ、いずれもアクションシーンに富んだマンガ原作の舞台への主演が続いた。これらの経験を踏まえて、役作りについては「あんまり原作のイメージにとらわれすぎないようにしています。キャラから入ることってすごく難しい。自分の要素を少し出して、それを原作寄りにしていく方が近道だし、観客の方にも伝わりやすい気がします」と実感を述べる。

その一方で「さすがに無の状態でやると“僕”になっちゃうんで」と原作マンガやアニメを参考にする場面もあるという。「台本を読んでいて『このシーン、犬夜叉はどんな気持ちでいたのかな』と感じたときに手にしますかね。でも基本的には、演出家さんの言葉を信じて取り組みます」と真摯に語る。

最後にファンへのメッセージを聞かれた喜矢武は「セリフを噛む癖があるので、その耐性だけつけてきていただければ」と回答し、苦笑いを浮かべた。

週刊少年サンデー(小学館)にて連載された、高橋留美子の少年マンガを舞台化した本作。半妖の犬夜叉と、戦国時代にタイムスリップした中学生・日暮かごめらが、四魂の玉のかけらを探す旅に出るさまが描かれる。舞台化にあたって、高橋は「舞台は大好きなので、どのように仕上がるかものすごく楽しみです」とコメントしている。

なお、かごめ役に乃木坂46若月佑美、かつて犬夜叉を封印した強い霊力を持つ巫女・桔梗役に同じく乃木坂46の伊藤純奈、犬夜叉の宿敵・奈落役に木村了がキャスティング。このほか、佐奈宏紀滝口幸広野口かおる小林健一らも出演する。公演は、4月6日から15日まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットの一般販売は、3月18日10:00よりスタートする。

※「GOKU」の「U」は、上にサーカムフレックス付きが正式表記。

(c)高橋留美子/小学館 (c)2017 ネルケプランニング/ユークリッド・エージェンシー/小学館

リンク

※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。