椿組、中上健次作品の舞台化に手応え (original) (raw)

椿組「『芙蓉咲く路地のサーガ』 ~熊野にありし男の物語~」が、昨日7月10日に東京・花園神社 境内特設ステージで開幕した。

本作は、芥川賞作家・中上健次の作品集「岬」「枯木灘」「地の果て至上の時」を原作に、青木豪が脚本・演出を手がけるもの。劇中では紀州・熊野の“路地”と呼ばれる被差別部落に住む主人公・秋幸と、その家族を中心とした“血の物語”が描かれる。キャストには加治将樹山本亨、文学座の粟野史浩、佐古真弓、てがみ座の石村みか、劇団扉座の犬飼淳治中野英樹、サスペンデッズの佐藤銀平のほか、下元史朗辻親八水野あや外波山文明らが名を連ねた。また主題歌を山崎ハコ、振付をCHAiroiPLINのスズキ拓朗が担当する。

外波山は本作について、「かつてゴールデン街で飲み歩いた友・中上健次さんの壮大な叙事詩的物語、秋幸三部作を舞台化するという青木豪さんの剛腕に期待し取り組んだ今回の挑戦。その苦労も満員のお客さんの拍手に迎えられ終演……しっかりとした手応えを感じています」と自信を見せた。上演時間は休憩ありの約2時間30分。公演は7月22日まで。

外波山文明コメント

椿組花園野外劇「芙蓉咲く路地のサーガ」ようやく初日の幕が上がりました。かつてゴールデン街で飲み歩いた友・中上健次さんの壮大な叙事詩的物語、秋幸三部作を舞台化するという青木豪さんの剛腕に期待し取り組んだ今回の挑戦。その苦労も満員のお客さんの拍手に迎えられ終演……しっかりとした手応えを感じています。22日まで熱い舞台を展開しています。

椿組2019年夏・花園神社野外劇「『芙蓉咲く路地のサーガ』 ~熊野にありし男の物語~」

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