ジャージをゴールへ、ペダステ新インターハイ篇完結 (original) (raw)

「舞台『弱虫ペダル』 新インターハイ篇FINAL~POWER OF BIKE~」が、本日2月21日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。これに先駆け、昨日20日にゲネプロとオフィシャル会見が行われた。

「舞台『弱虫ペダル』」は、渡辺航のマンガ「弱虫ペダル」を原作とした演劇作品。「ペダステ」の最新公演にして「新インターハイ篇」の完結作となる本作では、過去作に続き、演出・脚本を西田シャトナーが手がける。

今作で描かれるのはインターハイ栃木県大会3日目の様子。これまでのレースを振り返るダイジェストシーンや、「ペダステ」でおなじみのモブキャラたちによるコミカルな場面を交えつつ、選手1人ひとりのエピソードに焦点を当てながら、白熱したレースが繰り広げられていく。膨大なセリフを発しながら、ゴールに向かってケイデンスを上げていくメインキャストの勇姿を、「ペダステ」を支えるパズルライダーの面々が熱い眼差しで見つめていた。

ゲネプロ前に実施された会見には、小野田坂道役の糠信泰州らが出席。糠信は本作がシリーズ14作目であることに触れ、「これまで『ペダステ』を支えてくれた皆さんの思いを紡いだジャージを、ゴールへ届けられることを幸せに思います」と感慨深げな表情を浮かべる。今回が初参加となる今泉俊輔役の山崎晶吾は「みんなから受け継いだ思いを胸に、今泉が小野田の背中を押して送り出すシーンに注目してもらえれば」と見どころを挙げた。

鳴子章吉役の百瀬朔は、自身が初参加した2017年の「新インターハイ篇~スタートライン~」からの思い出を振り返りながら、「『弱虫ペダル』では1チーム6人で走るのですが、観客の皆さんも7人目の選手として、一緒に走っているような気持ちで楽しんでいただけたらと思います」とコメント。「新インターハイ篇」以前から、長きにわたって泉田塔一郎役を演じてきた河原田巧也は「今作は、インターハイ神奈川県大会を彷彿とさせるような構成になっているので、昔から『ペダステ』を応援してくださっている方にも納得してもらえる作品になったのでは」と手応えを見せた。

続く御堂筋翔役の林野健志は「僕らが作ってきた『弱虫ペダル』を最後に残せたらと思います。皆さん、一緒にゴールを目指しましょう」と観客に呼びかけ、浦久保優策役の栗原大河は「僕たち呉南のレースが最初のほうにあるので、この作品に勢いがつくように全力で走っていきたいと思います。浦久保がインターハイ3日目をかき乱していく様をぜひ楽しんでください」とアピール。最後に糠信が「『ペダステ』はロードレースそのものだと思っています。ケイデンスを上げて、大千秋楽まで全力で走っていくので応援よろしくお願いします!」と挨拶し、会見を締めくくった。

上演時間は休憩ありの約2時間50分。銀河劇場での公演は2月23日まで行われ、その後、27日から29日まで大阪・メルパルク大阪 ホールで上演される。またこのたび、本作のBlu-ray / DVDが6月17日に発売されることも決定した。

「舞台『弱虫ペダル』 新インターハイ篇FINAL~POWER OF BIKE~」

2020年2月21日(金)~23日(日・祝)
東京都 天王洲 銀河劇場

2020年2月27日(木)~29日(土)
大阪府 メルパルク大阪 ホール

原作:渡辺航「弱虫ペダル」(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
演出・脚本:西田シャトナー
音楽:manzo

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(c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会(c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝