小田尚稔が“罪”と“愛”を探求する作品 (original) (raw)
小田尚稔が“罪(Sin)”と“愛(Love)”を探求、「罪と愛」11月にアゴラで
2020年9月29日 10:28 1
小田尚稔の演劇「罪と愛」が、11月19日から23日まで東京・こまばアゴラ劇場で上演される。
本作は、“罪”と“愛”をテーマに小田尚稔が脚本・演出を手がける作品。作品について小田は、ドストエフスキーの言葉を引用しつつ、「『罪(Sin)』(Crimeというよりは道徳上の罪というニュアンスの方が適当な気がしたのでSinを使いました)と『愛(Love)』について自分なりに探求しながら上演作品として仕上げたいです」と公式サイトで意気込みを語っている。
出演者には加賀田玲、串尾一輝、久世直樹、土屋光、新田佑梨、冷牟田敬、藤家矢麻刀、細井じゅん、宮本彩花、渡邊まな実が名を連ねた。チケットは全席完全予約制で、10月15日12:00に販売開始される。
小田尚稔コメント
恥ずかしながら、私自身困窮しながら生活をしております。「貧乏」とは上手に付き合いたいです。ドストエフスキーは「貧乏」について次のように述べています。「貧は罪ならず、これは真理ですよ。(略)しかし、貧乏もどん底になると、いいですか、このどん底というやつは――罪悪ですよ。」ドストエフスキー『罪と罰』(工藤精一郎訳、新潮文庫、1987年、22頁)。そして他方、それとは別に最近は周囲に愛情を持って接することが出来るのかということについて考えたりもしています。
今回は上記のことを念頭に置きながら「罪(Sin)」(Crimeというよりは道徳上の罪というニュアンスの方が適当な気がしたのでSinを使いました)と「愛(Love)」について自分なりに探求しながら上演作品として仕上げたいです。
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