永田崇人&阿久津仁愛の音楽劇が開幕 (original) (raw)

永田崇人阿久津仁愛がW主演を務める音楽劇「プラネタリウムのふたご」のプレビュー公演が、昨日2月6日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開幕した。

ウォーリー木下が脚本・演出を手がける本作は、いしいしんじの同名小説を原作とした音楽劇。昨年6・7月に上演予定だったが新型コロナウイルスの影響で中止になり、今回はその延期公演となる。永田と阿久津が演じるのは、星の見えない村のプラネタリウムで拾われた双子。双子は“星の語り部”の男に育てられ、1人は手品師に、1人は星の語り部となり……。

開幕を迎え、永田は「僕はこの原作を、戯曲を読んで、いくつかの人間である喜びのようなものを見つけました。皆さんもこの作品から、何かを、見つけてもらえたら嬉しいです」、阿久津は「ものすごく緊張していますが、僕自身約一年ぶりに舞台に立てることにすごくワクワクしています! 豪華なキャストの皆さんに囲まれて稽古場では沢山のことを感じ、学ばせていただきました。素敵な演出、楽曲全てを楽しんで頂けるように精一杯頑張ります!」とコメントした。

またウォーリーも「ついに開幕です。僕が20年以上前にかかった演劇というマジカルな表現。その正体が知りたくてずっとやってきて、今回少しだけそのマジカルな何かに近づけた気がします。感染対策も含めて、スタッフキャストの総力戦でできあがったこの舞台。今だからこそ見て欲しいものになりました。旅に出られない分、劇場でぜひトリップしてください」と呼びかけている。

プレビュー公演は本日2月7日まで東京芸術劇場 プレイハウスにて。本作はその後、13・14日に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、20日から23日まで東京・日本青年館ホールでも上演される。なお永田、阿久津、ウォーリーのメッセージ全文と、佐藤アツヒロ松尾貴史からのコメントは以下の通りだ。

永田崇人 コメント

延期という形で初日を迎えられること、とてもありがたく、そして幸せに思っております。僕はこの原作を、戯曲を読んで、いくつかの人間である喜びのようなものを見つけました。皆さんもこの作品から、何かを、見つけてもらえたら嬉しいです。

阿久津仁愛 コメント

ついに、音楽劇「プラネタリウムのふたご」開幕です!!!

ものすごく緊張していますが、僕自身約一年ぶりに舞台に立てることにすごくワクワクしています!

豪華なキャストの皆さんに囲まれて稽古場では沢山のことを感じ、学ばせていただきました。

素敵な演出、楽曲全てを楽しんで頂けるように精一杯頑張ります!

佐藤アツヒロ コメント

この不思議な世界観を持つ、ファンタジックな音楽劇、「プラネタリウムのふたご」。全スタッフ、キャスト皆で、“辿り着く場所”に向かって、今までも、これからも頑張っています。このようなご時世ですがとても心温まる世界観、人情味溢れる物語になっています。今なかなか劇場に足を運ぶことも難しい部分があるかもしれませんが、今出来ることを、演劇として、エンターテイメントとして、僕たちも、一つ一つやっていきたいと思います。

松尾貴史 コメント

いしいしんじさんの世界観は、私たちの世界の根源的な問題を寓話の形で気づかせてくれます。仏教の教えに「諸行無常」という価値観があります。存在はすべて、姿も本質も常に変化するもので同一性を保てない。そこで何を見つめ直すべきか、そのための望遠鏡を覗くチャンスを与えてくれているように思います。

ウォーリー木下 コメント

ついに開幕です。僕が20年以上前にかかった演劇というマジカルな表現。

その正体が知りたくてずっとやってきて、今回少しだけそのマジカルな何かに近づけた気がします。

感染対策も含めて、スタッフキャストの総力戦でできあがったこの舞台。

今だからこそ見て欲しいものになりました。旅に出られない分、劇場でぜひトリップしてください。

※2月6日18:00開演回、19日18:30開演回、20・21日17:30開演回は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
※初出時、撮影クレジットに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。