劇団青年座「アルビオン」イギリスの“今”描く (original) (raw)

EU離脱を選択したイギリスの“今”描く、劇団青年座「アルビオン」伊藤大の演出で

2021年4月23日 13:50 2

劇団青年座「アルビオン」が、5月21日から30日まで東京・俳優座劇場で上演される。

これは、劇団青年座が、世界で活躍する現代作家の新作を上演する企画“海外現代戯曲シリーズ”の6作目。今回は、イギリスの作家マイク・バートレットの「アルビオン」を、小田島則子の翻訳、伊藤大の演出で立ち上げる。

2017年にイギリス・ロンドンで初演された本作は、EU離脱を選択したイギリスの今を描いた作品。主人公のオードリーは、ロンドンで自社ブランドの成功を収めたあと、事業を縮小し、かつて叔父が暮らしていたオックスフォード州の大邸宅を買い取る。それは、邸宅を20世紀初頭の英国式庭園のある屋敷に戻すためだった。実利的思考を持つオードリーが、手間もお金もかかる英国式庭園に執着するのはなぜか。作家を目指す娘のザーラや長年邸宅で働いていた掃除婦、新たに働くことになったポーランド人、ザーラが思いを寄せるオードリーの友人キャサリン、戦死した息子の恋人アナといった人々との関わりの中で、その理由が浮かび上がり……。

オードリー役を津田真澄が演じるほか、出演者には山野史人那須凜安藤瞳、小林さやか、青木鉄仁、世奈、五味多恵子名取幸政、前田聖太、鹿野宗健が名を連ねた。なお、5月29日公演ではアフタートークが実施される。

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劇団青年座 第245回公演「アルビオン」

2021年5月21日(金)~30日(日)
東京都 俳優座劇場

作:マイク・バートレット
翻訳:小田島則子
演出:伊藤大

キャスト

オードリー・ウォルターズ:津田真澄
ポール・ウォルターズ:山野史人
ザーラ:那須凜
アナ:安藤瞳
キャサリン・サンチェス:小林さやか
エドワード:青木鉄仁
クリスティーナ:世奈
チェリル:五味多恵子
マシュー:名取幸政
ゲイブリエル:前田聖太
ウェザベリー / ジェイムズ:鹿野宗健

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